2013年5月31日金曜日

充実した一ヶ月でした。〜Eccentric may~

Koniec maja... The end of May.
5月が終わる。

As I've started my career as a self employment (freelance translator) since this January, this month became an unforgettable one.
I got an job from the 1st of May, and today I finished other translation work. The number of jobs and gross profit scored the highest in each.
In the beginning of this year, I spontaneously got a job from my acquaintance and I have no positive outlook for my career. Actually I've failed many exams for registering as a home office translator and I also know my skill and career is immature to go through this path.

However, passing an exam to register as a translator in last year, I got some jobs. I also registered on several websites which freelance workers gather to finding jobs, I also got some jobs from there.

It's true that almost no-career young person, like me on 23 year old, are difficult to be independent from companies to get jobs and earn enough salary , some of which are because of the depression (it's long been said in Japan especially, about this two decades).

To tell you the truth, my earnings may be less than that of who work at company. However, this earnings I've gotten through this month and year (5 month) made me confidence as a self employment. Owning my business and creating jobs are so interesting and curious for me.

I also really appreciate for those who I've met in works. I've got many opportunities to expand my activity range and will develop much more. Let's live your and my own life!

仕事に始まり、仕事に終わった一か月でした。
今月は仕事の数も量も、売り上げも大きく増えて、自分でもまだ信じられていないことが多いです。

翻訳が本業ではあるけれど、実務経験もないし翻訳学校に通っているわけでもありません。超一流の方から見たら、存在しないも同然の身かもしれませんし、実際にトライアルなんて何度となく落ちました。
けれど、先月一つ登録させて頂いた翻訳会社から仕事も頂き、個人が集まるサイトで仕事も沢山頂いて、分からないなりにいろいろ分かり、手応えも出てきたのがこの一ヶ月。

世の中に出回っている本や情報を読んでいると、僕のような何の経歴も実力もない人間はまず「無理」だと、書かれています。けれど、やっぱり実際にやってみないとわからないことはあるというか、あまりキャリアとか関係ないんだと、分かるようにもなりました。(もちろん、研鑽は必要です。)

いや本当に、中に身を置いてみないと分からないことが沢山ある。

「フリーランス」なんてすごくかっこいい横文字だけど、僕には「個人事業主」の言葉のほうが似合っていると思う。実際、「翻訳」というツールを武器の一つにして、仕事を作っていってる、というのが実態に近いと思います。どちらかといえば「起業家」に近いんじゃないか。

でも、よく考えてみたら、会社員であれ個人事業主であれ、一番大切なのは「起業家精神」なんじゃないかと思います。
僕が思う起業家精神は、

・自分の人生の舵は、自分で取る。

この一言につきます。

いくら、輝かしい経歴やバリバリの能力を持っていても、それを売り込む力がなければ苦しい闘いになるでしょう。「能力」って一括りにできるけど、営業力とか、特別な専門スキルとか、潮や風を読む力(もちろんこれは比喩です)とか、「総合力」って以外と大事なんじゃないだろうか、と最近は思っています。

では翻って、どうすれば「自分の人生の舵を、自分で取れるのか?
これを考えてみるのは、結構面白いと思います。

偉そうなことを書いていますが、今月の成績は「まぐれ」だったかもしれません。実際に来月の仕事の見込みはそんなにないし、もし「こいつ天狗になっている」とお思いでしたら、建設的なご意見を頂ければ嬉しいです。

しかし、個人で仕事を始めてから、同じような環境に身を置く方と自然と知り合う機会を沢山頂き、その中で新たな仕事作りの依頼も頂いています。本当に沢山の素敵な方に支えて頂いています。僕ももっともっと何かを提供できるように動いて行きます。

最強のフリーランス軍団引っさげて、皆さんと面白く、そして面白い仕事を作って行きましょう。

これからもよろしくお願いします。

2013年5月24日金曜日

夏が、来た。

横になっている僕の耳に、音楽が流れてきた。
うっすらと目を開けると、窓の外にはまだ青が残っている。
どこからか流れてきた煙が、僕の鼻を微かに触る。

そんな瞬間に、命のはかなさを僕は感じる。
なぜかは分からない。
そんなことを思って、僕は少し憂鬱になる。
けれどそんな感情も、一瞬のうちに心のどこかに埋もれてしまう。
そして、そんなことを思うことが出来てむしろ、喜びをも感じる。



夏だ。

夏がやってきた。



こんな気持になるのは、何も今に始まったことじゃない。
それはたぶん、制服を着ていた時からずっと、思うようになっていたはずだ。

あれからは、もう何年もの時間が流れてしまって、当時はそんな何年後を想像することなんてできなかったし、まさか同じような感情を抱くことになるなんてことも、思ってもいなかった。

けれで僕は今、ここで横になって同じ気持を抱いている。



僕は夏が、好きだ。

夏という季節が好きだ。

他の季節がとくだん嫌いなわけではない。


だけどぼくは、夏が好きだ。

それはたぶん、「命のはかなさ」を感じることが出来るからじゃないんだろうか、と思う。


河辺を舞う蛍。

木に止まって鳴く蝉。


夏は、一番命を身近に感じられる時だ。

冬は、命そのものを目にする機会が少ない。

春になると、一斉に命が芽吹いてくる。

そして夏は、終わりが始まる。


終わりは何かの始まりの合図、とは言うけれども、一方で始まりがあれば終わりがあるのもまた、自然の摂理だ。


そんな、命の輝きを目にすることができる季節だから、僕は夏が好きなのかもしれない。



命ははかないと思う、いや、実際にはかないものだ。

そして、こんなことを思う僕を人は、「病んでいる」というかもしれない。


でもそれは、それでいいと思う。なぜなら僕が思っていることは、まさしく本質であるから。



人は概して、自分の弱みや悩みを見せないものだ。

もちろん、それを表に出すにはとてつもない勇気が必要だし、そうしたところで良い方向に転がるなんて保証は、どこにもない。


でも、人は誰でも悩むものだし、不安を抱えながら生きている。

そして、「命あるものはいつか滅びる」という事実を前にすると、そんな悩みはとても小さなものに思える。
そう、僕たちがこの地球で生きていること自体、もしかしたらちっぽけなことなのかもしれない。



経験はー
経験は、想像で補えるのだろうか。
人の頭は素晴らしいと思っている。
なぜなら、身体が体験したことのないことや、覚えていないことも、作り出してしまうことができるから。
経験は、想像で補えるのだろうか。

過去を夢見て、未来を思い出すことがあるのは、僕だけなのだろうか。



夏が、やってきた。

2013年5月12日日曜日

宮本輝ー僕は終生の文豪に出会った

先日、宮本輝の「ここに地終わり海始まる」を読み終えた。


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今までも宮本輝の作品は何冊か読んできたのだが、この本を読んで(厳密に言うと、小説そのものとその解説を読んで)、彼の作品をこれからもずっと、生涯を通して読んでいこうと決めた。


宮本輝の小説に一貫して見られるのは「再生の物語」らしい。

ここで「らしい」と使ったのは、この「ここにー」の解説に書かれてあったからで、言われてみればなるほど、その通りだと頷いてしまった。

「ここにー」に出て来る人たちも、8歳から15年くらい、病床生活を続けた24歳の女性が生きていく物語だし、他の登場人物も、背景は異なれど、失敗や挫折を経験して、なおかつそこから立ち上がって、前を向いて歩いていこうとする姿がそれぞれ描かれている。


今まで読んできた作品は河三部作、「ドナウの旅人」や「草原の椅子」、「流転の海」シリーズ等だが、確かに多くの作品では恋愛もテーマになっているが、その根底にあるのはそれぞれの「再生の物語」なんだと思う。


思えば僕が宮本輝に出逢ったのは、中学生の時だった。

当時使っていた国語の学習参考書の長文問題に出てきたのが、宮本輝の「蛍川」(芥川賞受賞作)で、クライマックスで蛍が幻想的に飛び交う光景が鮮やかに、そして瑞々しく描かれていたことが、僕の心に鮮烈に残った。

中学生だったか高校生の時には、「蛍側」「泥の河」「道頓堀川」を読んで、日本各地の方言の描写の上手さにも感嘆した記憶が残っている。


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大学時代や、卒業後も時々小説を手にして読んできた。

読んだ作品の数は決して多いとは言えないが、それでも各作品で描かれる人間模様の濃淡が、僕は好きなんだったと思う。


そして、「ここにー」を読んだ後で、もう一つ、僕が宮本輝の作品を好きな理由がわかった。

先程「人間模様」と書いたが、まさに登場する人の、それぞれの「物語」が好きなんだと思う。

言葉を変えると、それは「人として生きる喜び」のようなものだと思う。各作品で、その力強さをひしひしと感じることができるのだ。


僕は、小説は決して多く読んでいるほうではない。名作と言われる太宰治や芥川龍之介、夏目漱石などは何冊か読んだことがあるが、最近流行っている東野圭吾などは全く読んでいない。

ただ、宮本輝の作品が「人の生きざま」を描いているのに対して、今の日本で人気のある他の多くの小説や作家は、「人の生きざま」の他にも、「仕事の哲学」等の他のメッセージが含まれいると思っていて、僕はもしかすると、そういうテーマにはあまり興味がないのかもしれない。

実際に読んだことがないので、あまり詳しいことは述べられないが、山崎豊子の「白い巨塔」をはじめ、昨今は医療関係の小説も多いし、小説ではないが、よくテレビドラマや映画になっている物語も、どこかの「業界」の中の話であったりして、「仕事」をテーマにしたものが一定数あると思う。

今頭に浮かぶのは「県庁おもてなし課」「船を編む」「ショムニ」「ガリレオ」「Dr.コトー診療所」等…見た事がないのもあるので、間違っていたらごめんなさい。


何も、これらの小説やテーマ設定が悪い、と言いたいのではない。ただ宮本輝の小説で取り扱われているテーマは、仕事等を越えた、「人の生き方」という、もっと根源的・本質的なものになっていると思うし、僕はそちらに興味があるだけなのだと思う。


そう考えてみれば、僕はいつの頃からか人の「生き方」「生きざま」というものに興味を持つようになっていて、そんな縁でいろんな方とお会いする機会も頂いたのだから、やはり、自分の嗜好や哲学っていうのは、小説からも少なからず影響を受けるのかな、と思うようになった。


ただ、宮本輝の作品に対して肩を持っているような書き方であることは否めないが…。




いずれにせよ、宮本輝に出逢えてよかったと思うし、次回旅に出る時はバックバックの片隅に彼の小説を忍ばせて、歩みを進めるのもいいかもしれない。



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2013年5月2日木曜日

「相場」って、なんだろう?〜ボーダレス化社会に存在する脅威について考えてみた〜

フリー生活5ヶ月目。

組織・企業に属さず仕事をするようになって、はや四ヶ月が経った。以前の記事(企業に雇われずに3ヶ月間仕事をしてみて、感じたこと。)でも、フリーになって感じたことをいろいろ書き綴ったが、この一ヶ月でも、また新たな視点から物事を考えることができるようになったので、今回はそんな雑想を綴っていくことにしようと思う。


さて、この一ヶ月で一番考えたことは「仕事(料)の相場」である。
今僕は、自分で翻訳の勉強をしながらクラウドワークス、ランサーズなどのクラウドソーシングサイトを使って、仕事を探して頂いている。
(クラウドソーシングについては、以前に書いたこちらの記事に詳しく書いているので、そちらを参照して欲しい→クラウドワークは、「仕事の仕方」の選択肢としてアリだと思う。

これらのサイトを使っていて、一番疑問に思うのは「あれ、仕事の単価が相場より極端に安くない?」ということだ。
この疑問に関していうと、これらのサイトを活用して仕事をしている他の人からも、同じような感想が出て来るのが現状なのだが、これはいろいろと考えさせられる(シリアスで見逃せない)事実だと思う。


翻訳の相場というと、ピンキリであるのも事実だが、例えば1word(英単語)が10円とか、一文字(日本語)が5円とかである(ここで示した数値をその道のプロがみると、いろいろ思うことはあるのだろうけど、ここではあくまで「例え」として、思考訓練に必要なものだというくらいに考えて欲しい)。
だから、一つの案件の英単語数が1000wordであれば、1万円で見積もりを出したりするのが、いわゆる「相場」なのである。

しかし、実際にクラウドソーシングを活用している人は分かると思うのだけど、ここで翻訳系の案件を探していると、1ページ400字のデータが10ページあって、発注側の希望額が6000円だったり、これに似たような(あるいはこれより額が少ない)案件が時たま見られる。残念ながらそれが事実となっているのだ。


もちろん翻訳といっても、内容が「金融」とか「法律」とか、その道を極めないとできないような分野もあれば、日常使われている、比較的平易な言葉だけの文章を訳すものもあったりと、一括りで表現できるものではない。それに、上で述べた「相場」というのは、翻訳会社に登録している翻訳者の相場であって、その幾らかは会社に入るマージンになっているだろう(実際、翻訳会社のHPを見ていると、1word15円とかそれ以上になっている場合も多い)。

そういう意味では、少しずつ認知度を得てきているクラウドソーシングというワーキングスタイルでは、翻訳会社を通す必要もないから、仕事の単価は下がってしまうのも、ある意味ではやむない、と見ることもできる。(それでも、いくらなんでも5000字で6000円は安すぎだろう!というツッコミは十分に通用すると思う。)

実際のところ、フリーで仕事をしている方のブログを拝見していると、「明らかに不当な金額で仕事を受けてしまった」とか「自分を安売りしないように気をつける」という実体験・箴言が書かれていることが多く、なかなかフリーで生きていくのも簡単ではないな、とも、この一ヶ月でより一層思うようになった。
(僕にも似たような、苦い経験がある)


ただし、である。


クラウドソーシング等の「新しい仕事の仕方」が徐々に現れてきている今の世の中で、従来の「仕事の相場」がどれほど意味を持っているのかは、案外根本的に問い直されなければいけない問題であるようにも思うようになった。

「仕事の相場」なんて風に考えてしまうと、実際に仕事をしたことがない・経験の浅い人にとっては想像しづらいかもしれないので、ここでは一度「モノを購入/サービスを利用する相場」を考えてみることで、「仕事の相場」について考え直してみたい。


例えばここ数年で、パソコンやテレビは大幅に値下がりしている。5年前のテレビやパソコンがいくらくらいかは、僕は正直覚えていないが、ここ5年でも、テレビなんて5万円あれば結構いいものが買えるようになったと思うし、パソコンも同じような状況にあるんじゃないだろうか。(違っていたらすみません。)

もっとわかりやすいのは、航空会社を取り巻く状況だろう。数年前なんて、LCCを使って韓国や中国、台湾、東南アジアに1万円前後からで移動できるなんて、考えられなかった。(僕もPEACHのセールを利用して、台湾に往復1万2千円で行ったことがある。なんと、東京から大阪までの、新幹線の片道切符より安い!)
ヨーロッパなどの別の地域へも、まだ10万円以上かかるとはいえ、格安航空券をうまく使えば、財布にダメージをそれほど与えることなく移動することができるようになった。
(ちなみに僕は、ヨーロッパへ往復9万円で移動したことがあるが、その方法に興味がある方は、こちらの過去記事を参考にして欲しい)


だからなんというか、確実に相場は変わってきているのだと思う。

今だって、僕たちがそこそこ品質の良い服を、安い値段で購入することができるのは、日本の会社がこぞって東南アジアに進出し、人件費の安い国で安い労働力を使って、それらの製品を安く供給できているからだ。(世界で有名な某日本企業も、世界同一賃金のことが話題に上ったりしてる)


そういう意味では、クラウドソーシング系サイトというのは、まさにグローバル化の象徴ではないかと思っていて、なぜなら場所を選ばずに仕事ができるようになってしまったからだ。
まあ、「グローバル化の象徴」というよりはボーダレス化の象徴と言ったほうが分かりやすいかもしれない。

だって極端な話、生活コストの低い東南アジア出身のウェブデザイナーや翻訳家(もちろん日本語が堪能)が、このようなサイトを使って仕事を受注し出したら、それこそ「仕事の相場がこれくらいなのに!」なんて言い訳(?)は、通用しなくなってしまうから。
(この例も、現実的になりうるかどうかよりも、思考実験くらいに受け止めて欲しい)


「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」という本にも書いてあったことなのだけど、給料(賃金)が決まるのは、「労働を再生産するのに必要なコスト」が基準となっているらしい。(詳しくは本を読んで欲しい)

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フリーで仕事をして、案件ごとに仕事を獲得する、という意味では、一般的なサラリーマンに該当する考え方は、あてはまらないかもしれないが、それでもフリーで仕事をしている人は「これぐらいの時間が必要」「これぐらいの労力が必要」というのも含めて見積もりを出すから、「これぐらいの料金」というおよその額は、おのずと決まって来るはずだ。


そんな中で、仕事の発注側があきらかに相場を逸した金額で仕事を発注し、受注側もそれに応じてしまうと、フリーで仕事をしている他の人にも、悪い影響が出てしまう。

…というのは一般的に言われていることなのだけど、本当に、そんな「当たり前」が「当たり前でなくなる」ことも、何も全く現実味のないことではないのかもしれない。


さっきは、東南アジアで…という例を出したが、例えばこれが、どこか生活コストの低い土地で生活している日本人だったらどうだろう。例えば、ある程度フリーで仕事を獲得できる実力を持っている人がいて、そんな人がどこか、生活コストの安い土地に住んでいるとする。そこでクラウドソーシング系のサイトを使って、他のフリーの人と同じように、仕事を探すのだ。


これって、そこまで現実的ではないかもしれないが、やはり実現すると恐ろしいことであるには間違いがない。だって、日本にいるフリーランサーが「この仕事量に対してこの金額は、相場を無視している!」と声を大きくしたって、「生活コストの低い所で暮らしているので、この案件は従来の2分の1の料金でします」なんて人がいて、仕事が取られてしまったら、なんかもう、言い訳はできないし、それが厳しいけど現実になると思う。

もちろん、生活コストの低いところで暮らしていたって、貯蓄を増やしたいからありえない額で仕事を受ける人なんているかどうか分からないし、そもそもこんな「生き方・働き方」ができる人が何%いるのかも分からないから、単なる絵空事でしかない(けれど思考実験には適していると思う)事象であるかもしれないが、僕がこの一ヶ月で思ったのは、「やれ産業の空洞化だの叫ばれて、いろいろ問題が起こってきているけど、案外それと同じことが、別の世界でも起こってしまうんじゃないの?」という、僕の中ではショックでもあり、一方で興奮もすることだったのだ。


今は複雑系の時代とか、先が分からない(読みにくい)時代である、とも言われていて、「一つの会社でずっと働かないことも当たり前」とか「手に職(一芸)をつけると安心」なんて言われてもいる。確かにそれは事実で、大事なことなんだろうけど、でもそれは必要条件ではあっても、十分条件ではないんじゃないか、と、この一ヶ月で自分なりに考えて、結論に至っている。
(余談だが、僕は人間にとって一番難しくって、かつ尊い仕事は自分の頭で考えることだと思っている)


もし何か一芸を持っていたとしても、ボーダレス化は着実に進行していて、それに巻き込まれてしまう(たぶん逃れられない)と、殆ど役にたたなくなってしまうだろう。


今回書いた僕の文章・知見・危機感については、分かる人は分かるのだけど、分からない人にとっては何のことかさっぱり分からないことかもしれない。また、「いや、そんなことはない!」という、厳しい反論を頂くかもしれない(もし建設的な反論をお持ちの方は、遠慮なくコメント欄に書いて頂きたい。僕も勉強させて頂きます)。

でも、案外世界のフラット化・ボーダレス化は身近なところで進んでいるのではないかと、強く実感したし、僕が持っている興味、関心、課題も少しずつ変化している(気づけたことは良かったと思っているし、変化していることも逆に、僕自身は安心している)。


それでは、これからを生きていくために必要なことは何なのか。僕はそれを自分の人生の舵は、自分で取るという認識、もっと言葉を変えると経営者思考と起業家精神だと思っているが、これらについては、またの機会に書いてみようと思う。




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