サンライズ出雲・瀬戸を使って関西から大阪に行くのであれば、一番おススメなのが「ノビノビ座席」の利用です。
何よりも「安い」。これに尽きます。
寝台を利用すると「特急券」に加えて「寝台券」が必要なのですが、「ノビノビ」だと「特急券」に「指定席券」を合わせるだけで乗車できます。
だいたい、7000円くらい安くなります。
大阪から東京まで乗る場合、
大阪市内から東京都区内までの乗車券が8750円。
大阪から東京までの特急券が2910円。
これに、「座席使用料」の指定席券が520円(閑散期は320円)がかかります。
なので合計は、通常の時期で12180円。
閑散期だと11980円。
これを高いとみるか安いとみるかなんですが、
新幹線の自由席で移動するよりは安いです。
(寝台を使うと、寝台料金が結構するので、新幹線より高い。)
しかも、この料金で一泊分の宿泊料金が浮きます。
日中移動になると、東京に自宅がない限り、どこかで宿泊しないといけませんから。
そういう意味では、移動時間も考えると、ノビノビ座席が一番コスパが高いです。
※指定席料金が520円の時と320円の時は、以下のリンクから確認可能です。
車内の写真はこんな感じ。
5号車と12号車が「ノビノビ座席」になっています。
大阪までは「出雲」と「瀬戸」が両方合わさって運転しているので、どちらでも利用できます。
これはノビノビ座席上段。手前に見える白い棒が手すりで、右側の縁みたいなのが階段です。
床は硬いです。で、枕がないので、自分で用意しないと人によってはちと辛い。
窓側に仕切りがあって、隣の人の顔は見えません。
薄い毛布が一枚ついています。
室内灯(上の写真の窓の上)と読書灯(小さな黒いやつ)が付いています。
寝る時、ちょうど顔の上に空調の口がくるので、空調を調節したりマスクをしないと喉がやられてしまう可能性あり。
こちらは下段。
上段と下段のどちらがいいのか、ということについては、上段のほうがいいです。
というのも、下段は車両のモーター音が気になるのと、加速減速・出発停車の振動がモロに伝わるからです。
上段だと、モーターから遠いので、比較的音はましです。
ただ、こういう列車に乗り慣れていないと、快眠度合は異なってくるでしょう。
(座席は、1A~D、2A~D…7A~Dの、4×7=28席あります。AとBが下段、CとDが上段です。窓口で予約する時に、「上段で」と伝えれば、できる限り配慮してもらえます。)
もうひとつ、ノビノビ座席には各座席にコンセントが付いていません。
この車両には、通路側に1つか2つコンセントがあるのですが、乗車定員が28名なので、早い者勝ちになってしまいます。
この前私が利用した時は三又コンセントを持って行って、既に使っている充電器の持ち主に「三又使って大丈夫ですか?」と聞いてOKでしたが、深夜の乗車からだとなかなか聞きづらいですよね。
充電を考えている人は、三又コンセントの用意はあったほうがいいでしょう。
そして難点がもう一つ。ノビノビ座席はどうしても人気が高く(安いのがその理由)、予約をしようとしたときには既に満席になっている可能性が高いです。なので、予定が決まったら早めに予約されることをお勧めします。
座席の予約の仕方、いつから予約できるのか、ということについては、別の記事で書きます。
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