2015年2月17日火曜日

フリーランスに向いている人、向いていない人

世の中にはいろんな人がいますが、丸二年ほどフリーランスとして仕事をしてきて、この職種(というよりは業務形態)に向いている人、そうでない人について、現時点での思いをまとめておきます。


まず、「夏休みの宿題を最後の一週間で終わらせていた人」。


これ、絶対にフリーランスに向いていません。ですので止めてください。



逆に、夏休みの最初のほうである程度宿題を片づけておいた人は、向いているかもしれませんね。

一言でフリーランスといっても様々な仕事がありますが、ライターや翻訳、デザインなど、締め切りベースの案件を取り扱う人は、仕事の進捗管理など徹底しないとやってられませんので。

私は複数の取引先から仕事をいただいていますが、スケジューリングで仕事が被ることもありますし、急きょ仕事の打診が入る時があります。そんなときに、先に振られていた仕事をある程度片づけておいたら、新しい仕事もできる可能性が高まります。

あとは、不測の事態に備える力もつきます。


だいたい、夏休みの最後の1週間で宿題片づけようとしても、絶対に終わりませんよね(新学期が始まっても平気で出していない子もいました…)。

仕事をしていてもよくありますが、締め切りが厳しい時に限ってパソコンが壊れたり、変な予定が入ったりして、絶対にスケジュールの余裕なんてできません。

なので、抱えている案件のスケジュール、見込みなどをきちんと把握できる力がないと、フリーランスは務まりません。


(まあ、この力は会社員でも必要ですが、会社員は守られている存在ですし、病欠の時に他の社員がカバーしてくれるということがあるので、最終的に全部責任をかぶることはありません。そういう意味でフリーランスは後ろ盾がないので、リスクヘッジをする能力が高くないと絶対にできないです、と、いうのが、高校まで夏の宿題は8月頭までに終えていた私の感想です。)



次に、「自分でいろいろ考えて動くのが好きな人」も、フリーランスの適正はあると思います。

逆に、「できるだけ楽して稼ぎたい」と思っている人は、会社員のほうが絶対にいいです。フリーランスはフリーランスで面倒くさいことが多いですし、そもそも独立志向がないとこの業態は務まりません。

言い方を変えると、世の中に何らかの違和感を抱いている人は、さっさと独立する力を身につけるべきでしょうね。



まあ、私は、勤務時間以外の時間を会社関係の付き合いに使うのが大嫌いなので、この道を選んだのもありますが、大勢の人と盛り上がって話すのが好きな人は、会社員のほうが向いていると思います。フリーランスは孤独なので、もともと引き籠りがすきとか、一人で時間を過ごしても全然大丈夫、という人じゃないと厳しいでしょう。(大学時代まで、大勢とつるんだり群れたりするのが大嫌いだったので、今はようやく人の目を気にせず毎日を暮せる、という喜びもありますね)


正直なところ、会社員に向いている人もいれば、フリーランス(や起業家)に向いている人もいます。最終的には適性の話もかかわってくるので、自分が向いているのか向いていないのか、ということは一度時間を取って考えておいたほうがよいと思います。



0 件のコメント:

コメントを投稿