2015年2月20日金曜日

春の風

二月の初めごろ、18時頃に家を出る用事があったのですが、西の空を見て愕然としました。


思った以上に茜色が残っていました。


この時期って18時頃でも明るいんだ…?と、驚くと同時に切なくもなりました。

自分が気づかないうちに、世界が気づかないうちに、確実に時間は前に進んでいく。

そういえば、2月初頭が暦の上では立春。


なんだかんだいって、冬至と春分の中間地点なんですね。

そして今、2月中旬から下旬の頃。

もはや、春分からのほうが数える方が早い。


本当に、時間って確実に流れていくんですね。




そういえば数日前に暖かい日が続いたときに、春の風を頬に受けました。

毎度この時に感じる切なさって、いったいなんなんでしょうね。



夏は儚さと切なさを感じる季節ですが、

冬もまた、同じなのかもしれません。


命あるものはいつかは姿を消すことを知るのが夏なら、

消えた命がまた舞い戻ってくることを知るのが、この時期なのかもしれません。


世界って回っていますね。


でも、同じことの繰り返しのようで、時間は確実に前に進んでいるわけで。


そんなことをふと思うと、なぜかぞっとします。


自分はその時間についていけているのか。おいてけぼりを食らっていないのか。


最近、儚さと切なさを感じる機会が多くなってしまいました。

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