I apologize in advance that I use Japanese in this article.
今回、二ヶ月半ほどポーランドに来ている訳ですが、
航空券は往復で9万円ほどに抑えています。
日本〜ヨーロッパの航空券は、(もちろん場所にもよるのですが)相場が15万円前後、高い時は20万円を越えてしまうこともあるようです。
もちろん季節によっても異なりますし、どの航空会社を利用するのか、もしくは格安航空券を使うなどして、更に安く済ませることもできるとは思います。
ですが今回、日本からヨーロッパまで往復9万円で移動することができたので、少しでもフライト代を節約したい方向けに、参考になればと思い、僕の実体験をまとめることにしました。
(ちなみに、僕はこれまで二度、ヨーロッパまで飛行機を利用したことがありますが、共に冬の利用で、キャリアの公式ホームページからの直接予約で往復11万円台でした。)
さて、今回の渡航で僕が利用したのは、
ピーチアビエーション
での関空〜ソウル間のフライトと、
アエロフロートロシア航空
のソウル〜ワルシャワ間のフライト(モスクワで乗り継ぎ)
です。
フライトのスケジュールは以下の通りです。
<往路>
2012年10月22日
関空 13時55分 → ソウル 15時45分
韓国泊(少しでもお金を節約するために、僕は空港のベンチで寝ました。夕食と朝食で約2000円だけ使いました)
2012年10月23日
ソウル 12時50分 → モスクワ 17時15分
モスクワ 18時40分 → ワルシャワ 18時40分
<復路>
2013年1月3日
ワルシャワ 19時35分 → モスクワ 翌0時30分
2013年1月4日
モスクワ 21時15分 → ソウル 翌11時
ソウル〜関空間は未定
フライトの予約を二回に分けることで、今回9万円弱でヨーロッパに往復できています。
内訳としては、
関空〜ソウルが往復で2万円弱、
ソウル〜ワルシャワが往復で7万円弱です。
(運賃の詳細は末尾に記してあります)
ちなみに、関空〜ソウルは、渡航時に片道のみで予約しました。
これは、帰国時に韓国で数日間観光をしようか迷っているためでもあり、年明けの帰国になるため、予約を急がなくても大丈夫、と見越したためでもあります。
その上で、ソウル〜ワルシャワ間はskyscannerを使って、往復日時指定で航空券を取りました。
(このサイトを使うと、ありとあらゆる航空券を調べることができます。片道での検索・購入も可能なので便利です)
これだけ安い航空券を買うための秘訣は、以下に挙げられます。
1、日本から大手フラッグキャリアを利用して渡航すると、運賃が馬鹿高くなるため、LCCを使ってアジアのハブ空港に一旦出る。
2、Skyscannerを使って、該当のハブ空港から目的地までのフライトを購入すると安くなる。
この二点に収斂されると思います。
とりわけ、1に関して思ったのは、この夏に上海に行った時に、上海から那覇や旭川、広島、新潟を結んでいるフライトを発見したからです。
今まで香港国際空港、上海浦東国際空港、仁川国際空港を(トランジットも含めて)利用しましたが、成田空港や関西空港とは規模が比べ物にならないくらい大きく、かつ多くの都市までフライトが結んでいるので、ハブ空港の存在感を身をもって知ることができました。
なおかつ、日本の空港は空港税や機体駐機代が高い、というのも、日本からの航空券が高くなってしまう一員としてあります。
以上の事実から「まずLCCでアジアのハブ空港に飛んで、そこからフラッグキャリアを利用して目的地に飛ぶ」方法が、移動費を安く抑える手段になるのではないか、という仮説を立て、いろいろと調査をしながら、今回の渡航費をここまで下げることに成功しました。
ですがもちろん、メリットもあればデメリットもあるので、今回感じたことを、更にまとめてみます。
<メリット>
・とにかく航空券を安く済ますことができる。
・ハブ空港で一度入国(この場合は韓国)するため、その国でも観光をすることができる。
<デメリット>
・予定が詰まっている人には不向き
ハブ空港で一度入国するため、時間のロスは大きいです。本来日本→ヨーロッパの移動は、直行便を利用すると一日で生けます(時差のため)が、今回は二日かかりました。
帰国時も、丸三日以上かかるため、ビジネスで利用する場合、もしくは一ヶ月丸々旅をするのに、一日も無駄にできないんだ!という人には向いていないと思います。
二、三日余裕がある場合でないと、今回のような移動方法は厳しいかもしれません。
・旅の初心者には不向き
→ 航空券の予約や第三国での乗り継ぎなどで、ある程度慣れがないと思わぬところで失敗してしまう可能性があります。また、英語ができるにこしたことはありません。
特に、今回の韓国〜ワルシャワ間の移動は、当然ながら日本語でのアナウンスは一切ないので、機長やCAの英語のアナウンス、空港での情報等を英語で理解する必要があります。
また、フライトの遅れが発生した時等にも、自分で代わりのフライトを探したり、空港の職員と英語でやりとりをすることが必要になることがあります。
ですので、それなりのリスクがあることも覚悟して頂ければと思います。
(僕も、韓国からモスクワまでの便がなぜか45分ほど送れてしまい、モスクワ空港では走り続けました。ギリギリセーフでしたが、もし乗り遅れていたら、英語も通じない空港で、どうなっていたか分かりません。)
このLCC+アジアハブ空港の移動方法は、ヨーロッパ以外でも通用するので、もし興味がある方は、是非LCCのサイトやSkycannerを使って頂き、自分だけの「ゴールデンルート」を見つけて下さい。
コストを抑えて、更に途中降機もできる新しい航空券の買い方が、今後は一部の層で市民権を得ていくのかもしれません。
※記載情報に関して、不明な点やより詳しく知りたいというかたは、ブログにコメント頂くか、Twitter(@TYashf7)までご一報下さい。
<参考>日本〜ヨーロッパ往復9万円の内訳
日本→韓国
航空券:5280円(ハッピーピーチ最安値)
諸税:2650円
発券手数料:210円
機内預け手荷物料金:3200円(インターネットで航空券予約時に同時申し込みをすることで、1600円になります)
計:11340円
(帰国時はこの値段から1600円を引くと仮定して、9740円)
韓国〜ワルシャワ(往復)
航空券:37000円
諸税:32030円
計69030円
総計:90110円
ヨーロッパを鉄道で便利に回るなら↓
今回、二ヶ月半ほどポーランドに来ている訳ですが、
航空券は往復で9万円ほどに抑えています。
日本〜ヨーロッパの航空券は、(もちろん場所にもよるのですが)相場が15万円前後、高い時は20万円を越えてしまうこともあるようです。
もちろん季節によっても異なりますし、どの航空会社を利用するのか、もしくは格安航空券を使うなどして、更に安く済ませることもできるとは思います。
ですが今回、日本からヨーロッパまで往復9万円で移動することができたので、少しでもフライト代を節約したい方向けに、参考になればと思い、僕の実体験をまとめることにしました。
(ちなみに、僕はこれまで二度、ヨーロッパまで飛行機を利用したことがありますが、共に冬の利用で、キャリアの公式ホームページからの直接予約で往復11万円台でした。)
さて、今回の渡航で僕が利用したのは、
ピーチアビエーション
での関空〜ソウル間のフライトと、
アエロフロートロシア航空
のソウル〜ワルシャワ間のフライト(モスクワで乗り継ぎ)
です。
フライトのスケジュールは以下の通りです。
<往路>
2012年10月22日
関空 13時55分 → ソウル 15時45分
韓国泊(少しでもお金を節約するために、僕は空港のベンチで寝ました。夕食と朝食で約2000円だけ使いました)
2012年10月23日
ソウル 12時50分 → モスクワ 17時15分
モスクワ 18時40分 → ワルシャワ 18時40分
<復路>
2013年1月3日
ワルシャワ 19時35分 → モスクワ 翌0時30分
2013年1月4日
モスクワ 21時15分 → ソウル 翌11時
ソウル〜関空間は未定
フライトの予約を二回に分けることで、今回9万円弱でヨーロッパに往復できています。
内訳としては、
関空〜ソウルが往復で2万円弱、
ソウル〜ワルシャワが往復で7万円弱です。
(運賃の詳細は末尾に記してあります)
ちなみに、関空〜ソウルは、渡航時に片道のみで予約しました。
これは、帰国時に韓国で数日間観光をしようか迷っているためでもあり、年明けの帰国になるため、予約を急がなくても大丈夫、と見越したためでもあります。
その上で、ソウル〜ワルシャワ間はskyscannerを使って、往復日時指定で航空券を取りました。
(このサイトを使うと、ありとあらゆる航空券を調べることができます。片道での検索・購入も可能なので便利です)
これだけ安い航空券を買うための秘訣は、以下に挙げられます。
1、日本から大手フラッグキャリアを利用して渡航すると、運賃が馬鹿高くなるため、LCCを使ってアジアのハブ空港に一旦出る。
2、Skyscannerを使って、該当のハブ空港から目的地までのフライトを購入すると安くなる。
この二点に収斂されると思います。
とりわけ、1に関して思ったのは、この夏に上海に行った時に、上海から那覇や旭川、広島、新潟を結んでいるフライトを発見したからです。
今まで香港国際空港、上海浦東国際空港、仁川国際空港を(トランジットも含めて)利用しましたが、成田空港や関西空港とは規模が比べ物にならないくらい大きく、かつ多くの都市までフライトが結んでいるので、ハブ空港の存在感を身をもって知ることができました。
なおかつ、日本の空港は空港税や機体駐機代が高い、というのも、日本からの航空券が高くなってしまう一員としてあります。
以上の事実から「まずLCCでアジアのハブ空港に飛んで、そこからフラッグキャリアを利用して目的地に飛ぶ」方法が、移動費を安く抑える手段になるのではないか、という仮説を立て、いろいろと調査をしながら、今回の渡航費をここまで下げることに成功しました。
ですがもちろん、メリットもあればデメリットもあるので、今回感じたことを、更にまとめてみます。
<メリット>
・とにかく航空券を安く済ますことができる。
・ハブ空港で一度入国(この場合は韓国)するため、その国でも観光をすることができる。
<デメリット>
・予定が詰まっている人には不向き
ハブ空港で一度入国するため、時間のロスは大きいです。本来日本→ヨーロッパの移動は、直行便を利用すると一日で生けます(時差のため)が、今回は二日かかりました。
帰国時も、丸三日以上かかるため、ビジネスで利用する場合、もしくは一ヶ月丸々旅をするのに、一日も無駄にできないんだ!という人には向いていないと思います。
二、三日余裕がある場合でないと、今回のような移動方法は厳しいかもしれません。
・旅の初心者には不向き
→ 航空券の予約や第三国での乗り継ぎなどで、ある程度慣れがないと思わぬところで失敗してしまう可能性があります。また、英語ができるにこしたことはありません。
特に、今回の韓国〜ワルシャワ間の移動は、当然ながら日本語でのアナウンスは一切ないので、機長やCAの英語のアナウンス、空港での情報等を英語で理解する必要があります。
また、フライトの遅れが発生した時等にも、自分で代わりのフライトを探したり、空港の職員と英語でやりとりをすることが必要になることがあります。
ですので、それなりのリスクがあることも覚悟して頂ければと思います。
(僕も、韓国からモスクワまでの便がなぜか45分ほど送れてしまい、モスクワ空港では走り続けました。ギリギリセーフでしたが、もし乗り遅れていたら、英語も通じない空港で、どうなっていたか分かりません。)
このLCC+アジアハブ空港の移動方法は、ヨーロッパ以外でも通用するので、もし興味がある方は、是非LCCのサイトやSkycannerを使って頂き、自分だけの「ゴールデンルート」を見つけて下さい。
コストを抑えて、更に途中降機もできる新しい航空券の買い方が、今後は一部の層で市民権を得ていくのかもしれません。
※記載情報に関して、不明な点やより詳しく知りたいというかたは、ブログにコメント頂くか、Twitter(@TYashf7)までご一報下さい。
<参考>日本〜ヨーロッパ往復9万円の内訳
日本→韓国
航空券:5280円(ハッピーピーチ最安値)
諸税:2650円
発券手数料:210円
機内預け手荷物料金:3200円(インターネットで航空券予約時に同時申し込みをすることで、1600円になります)
計:11340円
(帰国時はこの値段から1600円を引くと仮定して、9740円)
韓国〜ワルシャワ(往復)
航空券:37000円
諸税:32030円
計69030円
総計:90110円
ヨーロッパを鉄道で便利に回るなら↓