「初めに目にしたものを親と思って付いていく」
というのは、鳥の習性のようだけれど(確か、風の谷のナウシカの原作で登場した巨神兵もそういう設定だったけど)、
人が仕事に携わる際に、最初に身を置いた環境が全てだと思ってしまうことは、往々にしてあることだと思っている。
僕が勤めていた会社は、まあ勤めている時から超絶酷い環境であったのは間違いなかったけど、
当時はそうとう精神的に辛かったし、「他もどうせこんな環境なんだろう」と思っていた。
まあ、その後結局独立して生きていくことになったけれど、あれができたのは、大学生の時に、インターンとかで別の世界を曲がりなりにも見ていたことが大きかったように思う。
ああいう経験があっても、仕事を始めると相当洗脳されかけていたから、本当は大学中に、学生であることを盾にせず、ビジネスの世界に身を置いておくことは必要なんじゃないか、と思う。
別に、ビジネスの世界に身を置かなくてもいいけど、「逃げても大丈夫」という認識を持っておくことは、本当に大事。
そういう経験すら持っていなくて、会社で仕事を始めて「この世界が全て」なんて思っていると、本当に抜け出せなくなる。
でも、そうなってしまうのは、雛が最初に見た鳥を親鳥と思うのと同じ理屈なんだと思う。
本当に自分が見ている世界がまともなのか、というのは、他に判断基準がないと当然ながら分からない。
だから、10代後半から20代前半にかけて旅をするなりビジネスに関わるなりして、色んな世界を少しでも見ておくことが必要。
会社なんて所詮利害関係の集まりだし、そんなハコの中にいる人達にあなたの人生狂わされたらいけませんよ。
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