ロシアはモスクワにやってきましたが、
見事に日本人をみかけません。
韓国人と中国人の団体はクレムリンでも見かけたし、
中の教会の説明資料も、中国語と韓国語はあるのに日本語はない…
まあ、中韓のロシア事情は知りませんが、
日本の場合、旅行するにもビザが要りますからね。
これが、「ロシアに行く」ことのハードルを挙げているのは間違いありません。
でも、ロシアに来て本当に良かった。
モスクワは思っていたより都会だし、綺麗だし(笑)
たぶん、ビザを取って、列車のチケットも全て取って、ということをしたからこその感慨もあるのだと思います。
(ちなみに、全て旅行代理店にしてもらいましたが…)
中国、モンゴル、ロシアと抜けてきたときには、パスポートコントロールもやりました。
これもまた、「旅をしている」ことを感じさせてくれる儀式です。
20年くらい前に旅人をやっていた知り合いが言うには
「今はヨーロッパもシェンゲン協定で自由に移動できるし、中国もモンゴルも短期滞在ならビザは要らない。本当に便利になった」と。
確かに、僕も今までそう思ってはいましたが、
ロシアに来て思うのは、「いやいや、不便で行きづらいからこそ、価値は高まるんだ」ということ。
正直、シェンゲン協定内の国は移動したことありますが、パスポートコントロールもないし、本当に国境越えているのか?と全く実感が湧きません。
でもロシアに来て、ビザもパスポートに貼り付けて、深夜・早朝の国境の駅でパスポートを見せたり書類を記入したり、パスポートにスタンプを押してもらったり。
こういうことをするからこそ、「ああ、旅をしているんだな」と実感できています。
もし仮に、中国、モンゴル、ロシアと、ビザも不要、国境審査もなく旅が出来れば、その価値は半減とは言わないまでも、30%は減ってしまうでしょう。
それくらい、少し高いハードルを越えて旅をすることって、自分にとっては味わい深いし価値が高いものです。
そもそも、わざわざビザ取ってまでロシアに行きたいと思う人がどれだけいるか。
そんな面倒臭いことするなら、もっと簡単に行ける国に行くわ…という人が大半でしょう。
しかし、天邪鬼の自分は違うわけでした(笑)
今回の旅で、ロシアハマってしまいましたね。今度はウラジボストークからハバロフスク、チタ、クラスノヤルスク、ノボシビルスク、オムスク、エカテリンブルクで滞在して、サンクトペテルブルクまで行ってみようかなあ。それか、北京から哈爾浜・満州里経由で西に向かうのもいいし…。
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