今回は、即効性のある本ではありませんが、こちらの二冊を紹介したいと思います。
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これが一冊目。元外交官の佐藤優と、ジャーナリストの立花隆が「必読書100冊」を紹介する、というもの。
分野は広く、哲学、心理学、政治、法律(憲法)、歴史、科学(物理学、脳科学、生物学)、古典、そしてマンガと、様々な分野で「これは読んでおかないとダメ」と、お二方が考えている本が対談形式で紹介されています。
すごいのは、この2人の対談で出てくる本を起点に話がどこまでもふくれあがっていくこと。立花さんの本リストを見て、佐藤さんは「この本の中身はうんたら」、佐藤さんのリストを見て立花さんが「この本が伝えたいことはうんたら」と、とにかく2人とも相当の読書家であることがうかがい知れます。
あまりこういう分け方は好きではありませんが、文系の人は立花さんの本リストを、理系の人は佐藤さんの本リストを参考にするのはいいかもしれません。
佐藤さんは外交官出身で、紹介されている本はほぼ人文科学系です。歴史や社会のことを理解するための本がびっしり。
かたや立花さんは、もちろん人文科学系の本の紹介もありますが、科学系の本の紹介もふんだんにされているので、自分が大学で学ぶ以外の分野を補うには、これらの本を参考にするのがいいでしょうね。
二冊目。
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こちらは、同じく立花隆さんがかつて東大でおこなった講義をまとめたもの。
まだ最初の部分しか読めていませんが、今の大学はかつての高校レベル、であるとか、物理、化学、生物、地学の全てを勉強していないのに医学部に行ける現状は相当危うい、とか、これ読んでいていると危機感しか覚えません。
それほどに日本の教育水準は下がってきているのだと思いますが、この本を読んで「自分は何を勉強しなければいけないのか」ということと、日本の教育を取り巻く現状を理解しておくのはアドバンテージになると思います。
学歴社会に対する批判も書かれてあって、20年前から何も変わっていないんだな、ということも分かりますしね。
今年のゴールデンウィークはこの二冊の読破で決まりですね。
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