2014年2月15日土曜日

壮絶な熱気!台北のコミックマーケットに参戦してきました!

数日前から、台湾入りしています。

高雄から入りぐるっと島を一周し、高雄から出て行くというルートなのですが、今回の一番の渡航の目的は、台北で今日明日と行われるコミックマーケット(以下「コミケ」)「ファンシーフロンティア」というイベントに足を運ぶ、というものでした。

知り合いの経営者の方が参加されるということで、僕も航空券を合わせて取り、実際に参加してきました。



◎人、人、人!とにかくすごい人の集まり!

実は今まで、コミケというものに参加したことはありませんでした。

今回も足を運ぶ前までは、何も考えておらず、アーティストのコンサートのように人が集まって、お祭りのように騒ぐんだろうな、というくらいのものしか想定していませんでした。


それが、いざ会場についてみると…


ものすごい人の数でした!


どこまでも続く列。


入り口(会場)が二つあって、道の右手と左手で列が分かれているのですが、この写真を撮った時点で、会場の敷地をはるかに超えて長蛇の列となっていました…

列に加わってから1時間ほど、ずっと二人で話をしていましたが、一人で来ていたら心が折れていたかもしれません…


入場券はこちら。200台湾ドルを払って冊子を買い、そのなかに付いている入場証明書なるものを入り口で手渡します。


ど直球の萌え勝負!僕は全く興味がないのですが、確かにこういう表紙だと多くの人の心に刺さるものがあるのかもしれません。



入り口付近のコスプレ集団。僕はこの世界に疎いので、まったくわかりません。知り合いの経営者の方は、さすが仕事で関わっておられるからなのか、口から出てくる単語がすごいです…。なんでも首を突っ込んで本気でやれば、これだけ楽しいものなんですね。



会場内の様子。東京の通勤ラッシュなんて比べ物になりません。おそらく人生で一番人口密度の高い場所にいた時間でした。





アニメの力はすごい!!




アイドルのコンサート。一部熱烈なファンがいて、盛り上がりがすごかったです…


こちらもコスプレ。もはや仮面もかぶっていますw


会場最上階からコンサート会場付近を俯瞰。いやはや、参加者の一途さと熱気には参りました。


この会場は大学の体育館のようなのですが、一番上から休憩しながら見るのが一番楽しかったですw

◎アニメ・マンガの力を実感

僕は小さい頃も全くアニメやマンガを目にしておらず、いわゆる「萌え」系のコンテンツにも興味がないのですが、今回このようなイベントに始めて参加をして、アニメやマンガといったコンテンツが持つ力の強さを改めて実感しました。

これらのコンテンツが持つ物語性、写実性の強さが印象的でした。日本のアニメ、マンガはドラマ以上にリアルを追求し、時には実際の土地を舞台にして「聖地巡礼」というツーリズムに発展している場合もありますが、心を動かすのは何も、日本人に限ったことではないのですね。

国や言語、人種を超えても心に訴えるものがあって、それを求めて一つに集まる、一つになる参加者の皆さんが持っているエネルギーの強さに圧倒されました。同人誌や各種グッズの即売やコンサートでの熱狂、長い長い列を長時間にわたって待つ皆さんの根気強さ…自分が長らく遠ざかっていた「世界」を、もう一度ここで見ることができました。
(ちなみに僕は鉄道オタクなので(※今はそれほどでもありませんが)、こういう「何かを一途に追いかける」経験はありますし、その素晴らしさもかつて体験したことがあります)

参加者が求めていたこと、期待していたことはもちろんそれぞれ異なるのでしょう。しかし、そんな人たちが一カ所に集まって共存している光景を見ると、草の根交流の大切さ、力強さも改めて認識することができました。


もちろん、どんなコンテンツやテーマが受けが良くて、売れているのか、人気があるのか、という仕事のヒントになることも多くありましたし、アニメーションの描写の細かさ(線の一つ一つが細かい!)も知ることができ、僕の中での気づきも多くあった、コミケへの参戦でした。

今回のコミケで、もう少しこの世界のことを知りたくなりました。今まで本当にアニメマンガを読んでこなかったので、一度DVDかマンガでも借りて、一日ずっと読んでみるのも楽しいんだと思います。

今日のイベントを教えて下さった経営者の方は、4月のニコニコ超会議にも参加されるようで、そのことも今日伺ったのですが、これは行ってみる価値があるかもしれません。

何はともあれ、自分の知らないディープな世界をまた一つ、知ることができました。これからの自分の人生に、どんな風な影響を与えるのか、楽しみです。


0 件のコメント:

コメントを投稿