2014年2月25日火曜日

自分に足りないもの

最近、「心が動かされる」体験、経験が少なくなっていると感じるようになった。

仕事にしてもプライベートにしても、人と会ったり、話したりはするけど、なんというか、ぞくっと心が動く、そんな経験がない。



仕事で言うと、最近は与えられたものを右から左へ流していることが多くなったと感じる。これはまずい、もっとクリエイティブにやっていきたいし、そうしていかないとまずいと切実に感じる。

心が動く、という意味では、最近「永遠の0」と「竹取物語」を見て、これは共に号泣してしまった。シンプルなんだけど「生きる」っていうことの素晴らしさ、重さみたいなものをドドーンと受け取って、心が動いた。

おそらく、そんな世界と自分が生きている世界にギャップができてしまっているんだろうと思う。


自分が作り出したいもの、自分が表現したいものってなんなのだろう、とようやく(再び)考えるようになった。


答えはまだ見えないけど(おそらく見失っているだけなんだけど)、やっぱり「作り出す」ことにこだわりたいんだと思う。ここにないものを、作り出す。形になっていないものを、作り出す。具体的な何かは、よくわからない。けれど、自分の毎日に足りていないものは、たぶんこれだ。台湾を旅している時に一度気づいたのだけど、帰ってきたらまた埋もれてしまった。そして、その作り出したもので、人の心を動かしたいのかもしれない。


つい最近、岡本太郎の「自分の中に毒を持て」を再読したのだけれど、彼もこんなことで悩んでいたのだ。
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自分が作り出せるものは何か、もっというと作り出したいものはなんなのか、という話になるのだろうけど、それにはもっともっと、足を動かして世界を見ないといけないのだろう。仕事柄部屋に籠らないといけないのだけれど、それが果たして自分に適しているのか、そんなことも考え直してみる機会なのかもしれない。
(でもたぶん、今はエネルギーの停滞期だから、これは単なる幻想であって、言い訳なのだ)

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