2014年3月31日月曜日

トルコ、ブルガリア、ギリシャの三か国を回ってきました。

3月の頭から22日まで、三週間程トルコ、ブルガリア、ギリシャの三か国を回ってきました。


本当に素敵な場所で、素敵な旅が手来ました。いろいろ書きたいことはあるのですが、Facebookでの写真もまとめきれていないので、ざっと振り返ってみて、僕の好きな写真と街を紹介できればと思います。




使ったのはカタール航空。ドーハまでの便がOBになって、振り替待ちに協力したら直行便ではなくまさかのビジネスクラスに。この歳でビジネスクラスに乗れるとは思っていなかったので、もうこれだけでも十分にもとは取れました。


旅の始まりはイスタンブール。ボスフォラス海峡を見渡せるカフェでCSホストとお茶したり、モスクを見たり。好きになった街。


3日滞在した後、ブルガリア。ソフィアに二泊して、日帰りでヴェリコタルノボとリラ(修道院)を訪問。


特に良かったのが、ヴェリコタルノボ。どうやら琴欧州の故郷らしかったのですが、旅した当時は知る由もなし。



ツァレヴェツ要塞という城跡のような場所の雄大さが心に残っています。生憎の雨で、あまり心地は良くなかったけど、霞の中突如姿を現したその姿に肝を抜かれました。



川がオメガカーブになっていて、その中州に何やら建物も。

ブルガリアはリラ修道院しか知らなかったのですが、バラの谷や黒海沿岸のブルガスなど、行きたい場所が増えました。

ソフィアを後にし向かったのがテッサロニキ。ホステル アラバスが人気のあるホステルで、ここでセルビア人のフリーランス翻訳家(しかもホテルに住み込みに来ていた!)や、ヨーロッパの学生と出逢えました。


旧市街から見る街と海が素敵でした。大学時代を過ごした神戸より100倍きれいで素敵(笑)


何か素敵なことが起こりそうな、素敵な出逢いがふとそこにありそうな街でした。(世界遺産の教会?に行きそびれたので、また行きたい。)

続いてメテオラ。滞在はカランバカではなく、隣のトリカラと言う街にて。ホステル アラバスのオーナーの兄弟(!)が経営しているホステル トリカラに二泊して、間の日はメテオラを7時間かけて徒歩で散策。身体が動くうちに動き回れて、おいしい空気吸って楽しかった!

写真も沢山撮ったのだけど、もうね、素敵すぎる。
高校の大親友とは「エアーズロック行こうぜ!」なんて数年前から言い合ってるんですが、エアーズロックに勝るとも劣らない素晴らしさのあるところでした、メテオラ。





南下してアテネ。地上から見るパルテノン神殿が美しすぎて、「王道の美」のすごさをまざまざと見せられました。




ここでもCSにお世話になり、「今度来る時はムサカ(ギリシャの家庭料理)作ってあげるから、夏に来てね」なんて言われてしまいました(笑)



アテネからはキオス(ヒオス)島へひとっ飛び。エーゲ航空で78ユーロしましたが、人生発のプロペラ機。夕日の当たる滑走路を飛び立った時に見えた小さくなる機体の影に、自分はジブリ映画に出ているのかと、思いました。




風は強かったけど、もうそこは南国。


キオスの港。

足を運んだのは、世界遺産のアネモネ修道院。3月は閑散期でバスがなかったにも関わらず、ホテルのオーナーが取りはからってくれて、この修道院に仕事に行っている人の車の助手席に載せて行くことができました。本当に人に支えてもらっていると、何度も何度も教えてもらいました。


エーゲの海が青かったー!!




そして、ここから海路でトルコのチェシメへ。3月までは週末のみの運行。EUスタンプで船マークのものは、結構レアだと思います。


バスでイズミル。海がきれいで暖かくて賑やかで、もっと長くいたかった。


ここからは、イスタンブールで申し込んだオーダーメイドツアー(最初は超うさん臭くて、だまされたかと思ったw)を使って、セルチュク(エフェソス)、パムッカレ、カッパドキアと移動。

パムッカレは曇り空で温泉もそんなに湧いておらず、あまり良い景色は見れませんでした。


エフェソス遺跡。地元の奈良にはこんな遺跡がゴロゴロしていますが、海外でここまで歴史ある場所に行ったのは実は今回が初めて。なんせ文明の発祥地ですからね、悠久の時の流れを感じました。




今回、トルコとギリシャを両方回って良かったと思いました。歴史的に似たような文化を持っているので、繋がりを強く感じることができました。


そして、トリに取っていたカッパドキア。




もう、壮大で荘厳。この一言。

出逢った日本人と一緒に岩を駆け巡ったり、ビール片手に夕日を見て語り合ったり、青春したなー。











最後の最後に気球ツアー。





大地、生命、巡り合わせ。

本当に生かされてると思いました。気づかせてくれました。

もっともっと、旅をして広い世界を見たい。久しぶりに、自分の中に欲というか、下心が芽生えました。


本当にざっと紹介しましたが、特に良かった所等は今後、別途記事にしようと思います。

2014年3月30日日曜日

今を生きる

昨日の投稿でも少し書いたことなのですが、


いろいろ削ぎ落していくと、だんだんと「今すべきこと」というのが分かってきます。

勉強も仕事もプライベートも、先のことを考えだしたり悩みだしたりすると、何も手がつけられなくなってしまう事が多々あります。実際のところ、先のことなんて多くは分かりませんし、そこで悩んだって仕方がない。そんな中で、僕はだんだんと力まずに生きていくようになった、ということが、先日の記事で言いたかったことです。

翻って、結局の所「今しかない」んです。今できること、すべきことをやっていくなかで、RPGのように、扉が開けていくことって沢山あると思います。僕も、いろいろ先のことを考えてしまうと埒があかないので、まずは「今できること」に手をつけるのと、「少し先で確実に決まっていること」を洗い出して、それに対する準備、下調べをするようにしています。これがすなわち「今を生きる」ことではないのかと。


手を動かさないと分からないことって、多いと思います。ここでの「手を動かす」というのは若干比喩ですが、頭で考えているだけじゃ、よくわからないことが沢山あります。旅をしていて、次の街のホテルを予約したけど、地図がよく分からない。けれど、これに頭を使うことはあまりしないでおこう。なぜなら、その街について市民や観光センターで聞いた方が、確実な情報が得られるから。旅に例えると、こんな感じだと思います。


僕も、主に仕事でですが、実際に体験、経験してみることで自分に不足していること、これから勉強しないといけないことが分かってきました。なので、100歩先が分からなくてもいいから、とにかく一歩歩いてみる、何かしてみる。これを続けていくことが大事なのではないかと思います。


もちろん、「今を生きる」っていうのは、ガツガツと行動することだけじゃありません。休む時は休みます。僕だって、一日中布団に入っていたい時は、しっかり「今を生きるのだ!」なんて言って、寝ています(笑)


時間軸を考えると、今があって過去があって未来があって、ということになるのですが、やっぱり瞬間的な今が続いて合わさって、軸になるわけです。だから、究極的には先が分からなくても、どんな過去があっても、今を生きることによってしか、切り開かれないのだと思います。

そうすると、どちらかといえば楽しい今を生きていきたい。もちろん苦しいことも辛いこともありますし、そういう経験はある程度必要だと思います。でも、無理に「楽しもう」とせずに、「楽しんだもの勝ち」というものでもなく、今をあるがままに受け止めて、「楽しい」ものとして過ごしていきたいですね。

2014年3月29日土曜日

肩の力を抜いて

この一年くらいで、あまり物事を考えなくなった。


良く言えば鈍感になって、


悪く言えば思考停止。


何が起きても、そんなに動じなくなった。

なんなんだろう、これは「慣れ」なんだろうか。


例えば、海外でも、身を守ることには相当気を遣うけど、でも、盗難に遭っても最悪なんとかなる、と思うようになったし、ぼったくられても、仕方がないか、とも思うようになった。

シャレにならない事故や事件は絶対に割けるようにするけど、逆に言えば「お金で解決できること」は、お金で解決すればいい、と思えるようになった。(盗難に遭っても保険が利くし、ぼったくりに遭ったら儲け返してやろう、というように。)

仕事をしていても、支払のことやスケジュールのことも、「なんとかなるし、実際になんとかできる」くらいにしか、思わなくなった。
お金が支払われなくても、経験値は上がったからOKと思ったり、スケジュールが厳しくても、時間はなんとか作れる、と思って実際に工面したり。(お金に関しては、火傷をしない程度を見極めてはいるが。)


なんだろう、もう一線を越えてしまったんだろうか。引き返せないボーダーラインを。


最近は本当に、悩まなくなった。厳密に言うと、今悩んでも仕方のないことが沢山あるし、それに時間を使うなら、もっと別のことに使おう、というような心構えになったんだと思う。


自分でいうのもなんだけど、学生時代はものすごく悩んでいた。いろいろコンプレックスもあったし、自分の思い通りに行かないことや、うまく言葉にできないこと、沢山の挫折…そんなことが数えきれないくらいにあって、本当に暗い時間を過ごしていた。

その時と何が変わったのかと言えば、たった一つ、「世界をだんだんと知った」ことだけだと思う。

いろんな生き方をしている人がいたり、仕事の依頼をしてくれる人がいたり、手を差し伸べてくれる人がいたり、自分を必要としてくれている人がいたり。


数年前は全く分からなかったことが、実際に自分の経験として積み上ったことが、大きな財産になっているのだと思う。「案外いけるんだ」とか、「実際のところなんとかなる」ということを、一次情報として知ることができた。まだ20代半ばだけど、この時期にこのことを知れたことは、やっぱり大きいんじゃないかな。まだまだしたいこと、やり足りていないことが沢山あるけど、舵の取り方も世界の見方も、少しずつ、勉強してきた。


巡り合わせもあるのだと思う。良い取引先と巡り会えたこと、大きなトラブルもなく仕事を(だいたいは)させてもらえたことなど、もちろん仕事以外のことでも沢山あるけれど、世界って思っていた以上に素敵なところなんだな、と思えた。気づかせてくれた。

だから、時々不安になることもあるけれど、やっぱり大丈夫だ、今までも同じようになってきたのだから、という、妙な安心感も心の片隅にあるわけで。


本当はもうちょっと、痛い目に遭わないといけないんだろうけど(実際に、時々そういう経験した方がいいんだろうなと思う)、それも全て巡り合わせ。とにかく、こんな素敵な出逢いと経験をもたらしてくれた世界に、僕は感謝してもしきれない。


だから、またどこかで悩むときが来るのかもしれないけれど、今はこんなにも、肩の力を抜いて、気負わずに生きていけている。どうなんだろう、これはもしかすると、まだ独り身だからなのかもしれないけれど、あまり悩みすぎても、実際良くないんだろうと思う。


本当に、有難いです。

奈良県高取町で行われた【実践型インターンシップ(春期)最終報告会】に参加してきました。

今日は仕事の後、奈良県の南部(地図で見ると北の北ですが)、高取町に足を運んできました。

何があったのかというと、これ。

高取町・実践型インターンシップ(春期)最終報告会


主催は特定非営利活動法人ならゆうし


今までは、奈良市内のほうで色々動いていましたが、この一年くらいで高取町で、ゼロから受け入れ先を開拓して、この春に実績ができました。このプログラムを作った方は、他にも仕事をされなが取組まれていたのですが、すごい、頭が上がりません。


高取町といえば、二ヶ月前に高取城趾に行って以来だったのですが、この時になんとなく好きになった街なので、関東の学生が入り込んで、実際に実績を作って次に繋げる話を聞けて、もっとこの街に興味が出ました。


高取町は薬の街。今日の集まりでも薬膳が出されましたが、おいしかった。最近薬膳とか、東洋医学(?)系の世界にも興味があるので、こんな形で体験できて良かったです。


学生の受け入れ先はポニーの里ファーム

僕は詳しくありませんが、乗馬体験もできるみたいです。奈良で乗馬体験…。


学生は、独自商品の開発やその販促を一ヶ月間行ったようでしたが、課題の見つけ方、取組み方、そして冷静な考察と分析など、まだ一回生と二回生なのに、すごく地に足をつけた取り組みをしていて、ただただ感心。

僕は仕事柄、家に籠もりっきりか遠くに飛んでぶらぶらするどちらかの両極端ですが、農や食にも興味があるので、高取に時々通って、部外者としていろいろ見てみるのも面白そうです。


高取町は明日香村のすぐ南にあり、どうしても明日香村のほうが有名なので見逃されがちですが、この街にはまだまだ宝が眠っている気がします。


高取町いいな。

2014年3月26日水曜日

旅がホームグランド

奈良に戻ってきて、二日。

最初の日は、睡眠時間13時間。(午後1時起き)

そして今日は、睡眠時間10時間。(午前1時に寝て、午前11時起き)



もうね、びっくりするくらい寝過ぎ(笑)

薄々気づいているんですが、たぶん僕は、旅をしている時の方が健康的。

基本的に徒歩でしか街を回らないから、とてつもなく運動する。

その結果、汗もかく。代謝も良くなる。太陽も浴びる。

ご飯ももりもりたべる。(お金ケチって食べない時もあるけど)

お酒も適度に飲むし、それもあってか早いこと寝る。

自然とこんなサイクルになっていきます。
(まあ、結構気が張っているのか、朝になると目が覚める)


この前の旅でも、いろんな場面で「生きてるー!!」って感じる瞬間が沢山あった。


それに比べて、地元に戻ってきてからの体たらくよww
(でも、きちんと仕事はしてます)


旅をしている最中は、だしを使った料理と湯船が恋しくなりますが、

それ以外は絶対に、旅している時の方がコンディションが良い(笑)


逆に、普段に日本で仕事をしていると、

パソコンに向かい合っているだけだし、

その結果身体は動かさないし、

エネルギーも使わないし、

あと、通じも悪い…


うーん、これはどうすればいいのか(笑)


最近は、なるべく仕事でも外に出るようにしていますが、もうちょっと根本的に直した方が良いのかもしれない。


土。食。生命。

このあたりが、じわじわとキーワードになってきているような気がします。


とりあえず、海外で生活しつつ、もうちょっとブラブラと流れながら仕事もして、生きていけるようになりたいな。


健康のため(笑)


2014年3月25日火曜日

ドーハ空港オリックスラウンジを使ってみた。そしたら案外快適だった。

---------スポンサードリンク---------





今回のバックパック(トルコ、ブルガリア、ギリシャ)では、往復カタール航空を利用しました。

その際、復路は乗り継ぎ時間が8時間(!!)だったので、ドーハ空港のオリックス・ラウンジを利用してみました。


※「ハマドオリックスラウンジ」を利用した最新情報は、以下のリンクよりご覧いただけます。
ハマド空港オリックスラウンジを使ってみた。そしたらやっぱり快適だった。


空港ラウンジは普通、マイレージの上級会員しか利用できない場合が多いのですが、このオリックス・ラウンジは40米ドルを払えば誰でも利用できるのが、メリットです。


上記リンクより詳細はご確認頂けますが、何ができるのかと言えば、

・6時間40米ドルで利用可能

・無料Wi-Fi(出発ロビーと同じ、空港Wi-Fi)

・会議室

・ビュッフェ

・読み物(本雑誌)

・喫煙室

・シャワー設備

が利用できます。

(※ラウンジ内の写真は、静かな環境を保つため行いませんでした。ビジュアル確認をしたい方は、Googleの画像検索等お使い下さい)


僕の乗り継ぎは、空港と到着から出発まで8時間でしたが、この空港、機材をだだっぴろい広場に駐機させて、乗客をバスに乗せてターミナルに連れていき、手続きをした後再度バス→駐機場、という流れで進んでいくので、到着から乗り継ぎ手続きをするまでに、駐機場まで遠ければ30分から45分くらいかかることがあります。(出発の案内も、搭乗ゲートには1時間前に来るように指示されます)

ですから、8時間の乗り継ぎですが、実質トランジット空間にいるのは6時間程。この時間を丸々、ラウンジ利用に使いました。


使ったのはビュッフェ、シャワーと横になれる椅子でした。

ビュッフェ:食事は軽いものばかりでしたが、ブルーチーズや鶏肉の料理等、腹ごしらえできるものもありました。機内食はそこまでおいしいものではありませんから、長旅の途中にこれだけの食事を制限なく食べられるのは、とても有難いことだと思います。お酒も、ビールはハイネケンだけでしたが、赤ワインと白ワイン、その他各種ソフトドリンクが沢山飲めました。もちろんお代り自由。

シャワー:職員に言うと、バスタオルを無料で貸してくれます。シャワールームも広く、シャンプー付き。快適に過ごせました。

リラクゼーションエリア:基本的に普通の椅子ですが、10脚程、よくビーチで見るような、横になるスタイルの椅子があり、ここでしっかりと休めます。利用客が多いので、時間帯によっては埋まっていることのほうが多いです。

そして、何より良かったのが静かだったこと

普通の空港だと、各出発ゲートの前に椅子が沢山あって、そこで横になったりもできるのですが、ドーハ空港は出発ゲート近くの椅子が少なく、かつ肘掛けがあるので、複数の椅子を占領して寝そべることもできません。

おまけに乗り継ぎ時間が長いと、その前の便が同じゲートを使う時は、その客でごった返しますし、もともとお客も多い空港です。ラウンジを利用しなければ、静かになれる環境はなかなかないのでは、と思います。

これで40米ドルは、もう十分にペイです。静かで飲食し放題、シャワーもあってインターネットも早い。言うことなしです。




正直言って、使う前はどうしようか迷っていたのですが、40米ドルしかかからず、6時間利用だと700円/h程度で利用できる訳ですから、もう十分に価値はあるだろう、と思い利用して正解でした。

特に、ヨーロッパからアジアに向かう際には時差の関係で、一気に時間が進んでしまいますから(ドーハ→関空で、フライト時間は9時間程度ですが、時間は午前1時半発の、17時到着です)、ラウンジで静かに休んで、体内時計を半強制的にリセットすることもできるのではないでしょうか。


乗り継ぎ先によっては、6時間も利用することができないこともあると思いますが、マイレージの上級会員以外でもお金を払えば誰でも利用できるので、是非このオリックスラウンジは利用して頂きたいです。


※2014年5月末に、ドーハ空港はハマド空港に移転をしました。2015年7月にハマドオリックスラウンジを利用した記録を別記事でまとめましたので、最新情報が必要な方は、以下のリンクをご参照ください。

ハマド空港オリックスラウンジを使ってみた。そしたらやっぱり快適だった。








ドーハ空港はだだっ広い駐機場に機材を泊めてターミナルまでバス移動するのですが、そのスケールがとても大きいです。旅をしている感覚がとても強くなるのもいいですね。



関連記事:フライト搭乗記:カタール航空803便 関空→ドーハ(ビジネスクラス)


天空の修道院・ギリシャのメテオラを7時間かけて歩いてきました。

★★★
カタール航空はワンワールドに加盟したので、JALマイルの積算や利用も可能です。

カタール航空は中東経由で飛行距離も長いので、マイル積算もしやすいので、コツコツとマイルを貯めてみるのも良いかもしれません。


広告



2014年3月24日月曜日

とんでもないオチ

帰国しました。

日本に着いたのは22日でしたが、二日程、大学時代を過ごした神戸にて、追いコンなどに参加して旧友と会ってきました。

で、今日24日に奈良に帰ってきた訳です。


普段は関空から直行のリムジンバスを使って帰るのですが、今回は神戸からJRを使って帰宅。

僕の地元までは、電車を何度か乗り継ぎます。

地元の路線は地方路線で、もともと本数が少ないのですが、この日は日中にもかかわらず、結構な人が乗っていました。

僕は始発駅から立ったままで、次の駅からお客が降りたので席に座っていました。

バックパックももったままなので結構疲れが溜まり、最寄り駅までうとうとしていたのですが…


ふと気づくと、横から聞いたことのある声。


(あれ…?)



ちらっと横目で見ると、なんと近所に住んでいる、親戚のおばちゃんが。



(!!)









普段電車に乗っているようなイメージがない人だったので、ちょっとびっくりしました。

しかも、同じ電車というのにびっくりしたわけです(笑)


(よりによって家に帰る電車で会うとは…)



そのおばちゃん、ザ・大阪のおばちゃんみたいな感じの人で、それはしゃべるわしゃべるわ。電車の中でも結構な声を出していた訳です。

で、あまりそういう人が得意でない僕は、ちょっとまずい感じに(笑)



(絡まれたらどうしよう…)



そう、僕は何を隠そう、コミュニケーションを取るのが苦手!


駅までそんなに距離はなかったのですが、ずっと気づかれないように祈っていました…




それにしても、おばちゃんがしゃべるしゃべる。

何の話をしているのかと思ったら、どうやら子どもの話らしい。なんでも「好きにさせるのが一番や…」みたいなことを話しています。


それにしても、おばちゃんが珍しく電車に乗っているのに、話している相手は誰やねん、と気になる訳です。


おばちゃんは僕の二つとなりに座っていて、その間にいる人話相手のようです。


(もう、こんな真っ昼間から誰と話してんねん…)


そんなことを思いながら、ふと横を確認しました。




その人は、帽子を被っていて顔がよく分かりません。





ただ、その帽子がどうも、見覚えのあるものなのです。













あれ……



あれれ……


これはもしや……
























そう、僕のおばあちゃんでした(爆)



なんで隣にいんねん(笑)



(普段電車に乗ってるなんて話聞かない笑)



というか、話の内容は孫(=僕)のことかーーーーい!!!




気づいた瞬間偶然すぎて、車内で吹き出しそうになりましたがなんとかこらえて…



駅に着いたとたんに、笑いをこらえながらそそくさと電車から降りて…



とりあえず落ち着いて、駅の改札出た所で待ってたら、二人とも驚いて(笑)



雑談しながら家まで帰りました。






いやー、偶然って怖いですねw




今回の旅の時も、神戸の知り合いが関空⇔ドーハのフライトが同じでばったり会い(行き先は別なのに、往路復路とも偶然同じ日付)、


大学の追いコンも、ちょうど僕の帰国日に行われ(一日でもずれていたら、たぶん参加していなかった)、


そして最後の最後で、おばあちゃんが隣の座席に座っている(笑)



もうなんか、おてんとさんに見られていますね、これはw


なんというか、もう転けても大丈夫なんじゃないかという。


これだけ偶然のことが起こったら、お笑いやドラマ見てるより人生の方がずっと面白いよねー、「事実は小説よりも奇なり」だよねー、と夜は家族と話していました。





今日も平和な一日でした。


めでたしめでたし。

2014年3月22日土曜日

仕事の本質は「たのまれごと」

最近仕事をしていて感じるのは、「頼まれることが多くなってきた」ということです。

一般的に仕事というのは、自分から求人を確認して応募→採用→仕事をする、という流れになっています。

僕の場合も基本的にはそうで、例えば翻訳の場合、ウェブサイトで求人(会社への登録情報)を確認し、応募→試験→登録、という流れをくむことが多いです。この一年間で試験を受けた会社の数は沢山あって、殆どは通っていませんが、この方法で仕事を頂くことが多かったです。


ただ、去年の夏頃から、自分から動く以上に、相手からアプローチ、依頼を頂く、ということが多くなってきました。

例えばインド企業とのパートナーシップ。これはLinkedInに登録していたら相手から連絡が来て、現在も継続的に仕事を頂いています。

もしくは、夏の屋外音楽フェスでの通訳アテンド業務。これはもともと、別の案件で応募をし、その時は不採用になったのですが、企業の担当者が目をつけて下さり、この仕事をさせて頂くことになりました。(担当予定だった他の人が急遽対応できなくなり、バトンが回ってきました。)

そして、去年後半に半年にわたり仕事をさせてもらった群馬イノベーションアワードのSNSプロモーション。

これは、僕がSNS(FacebookとTwitter)を多面的に活用していることを知って下さった担当者が目をつけて下さり、初めての試みに挑戦させて頂きました。

他にも例を挙げるとキリがありませんが、要するに、自分では思ってもいなかったような仕事の依頼を、だんだんと受けるようになってきたんです。

この三週間もヨーロッパを旅していましたが、時々仕事の依頼を頂き、それに対応する日もありました。

逆にいうと、自分で求人を確認して応募をしたりコンタクトをとった企業、案件は殆ど担当させてもらえていないのですが、それに勝るとも劣らないくらいに、仕事の依頼を発注側から頂いています。


この経験を通して、仕事の本質は「たのまれごと」なんだということに気づきました。

誰か、世の中には困っている人がいて、その人(達)に対して力添えをすることが、仕事の本質。

これは何も、いわゆる経済活動としての仕事だけではなく、僕たちが子どもの頃に家でしたような風呂掃除や洗濯物乾し、皿洗いなどといった家事についても、同じだと思います。家族の誰かが困っている、助けを必要としているものにコミットする、ということです。

僕の場合、本業は翻訳なので言語面でのサポートが仕事の「大義名分」となります。このような面構えをしていて、相手から相談や依頼をして頂くのは、本当に有難いことです。


◎「何ができるか」
これらの経験を通して思ったことは、「仕事は「何がしたいか」ではなく、「何ができるか」が第一にやってくる」ということです。

僕の場合、英語ができ、翻訳ができ、通訳ができ、SNSを使うことができ、という「自分ができること」があった上で、様々な「たのまれごと」を頂いています。

よく「仕事は自己実現」なんて言いますが、これはもしかしたら嘘かもしれません。だって、仕事は「たのまれごと」なんですから。「仕事は他者実現」なのだと思います。自分ができることを相手に提供して、存在する課題を解決する。その上で「自分のしたいこと」に取組むことはできると思いますが。

「仕事は自己実現ではない」ということについては、別の記事で改めて書く必要があると思っていますが、今の日本にいると(就職活動の仕方を見ていると)、なかなか僕が気づいたような経験、体験をすることが難しいのではないかと思います。

◎「人の役に立った」という経験が必要
これが必要なのだと思います。

僕は仕事を通して、いろんな人(企業)のサポートをさせて頂いています。翻訳という業界(仕事)は特殊で、(売上がいくら上がったとか、動員数がどれだけ増えた、といったような)成果がなかなか分からないのですが、それでもクライアントさんからお礼の言葉を頂いたり、他の仕事の相談やパスを受けた時には、「役に立てたんだ」と感じます。

仕事をする上で、この経験はあったほうがいいと思います。仕事以外での経験でもいいと思います。ボランティアでも家事の手伝いでも、近所の草むしりでもいい、何か「人の役に立った」という経験を少しでも多くしておいたほうが、自尊感情も高まりますし、「自分は必要とされている」ということが分かります。(あ、でもできれば、人の役に立って、対価としてお金を受け取る経験があった方が良いかもしれません。)

今の日本では、就職できなかった大学生が自殺をしたり、サービス残業が問題になったりと、仕事を取り巻く環境が異常になっています。前者の場合だと、人に必要とされていることを感じられないことが原因の一つにあるでしょう。(もっとも、根本的に構造がおかしいとも思ってはいます。)


僕自身、今仕事をしていてとても楽しいですし(でも大変なことの方が多いですが笑)、人に必要とされているという感覚、経験は、これ以上ない財産なんじゃないかと思います。
もちろん、求められたこと以上を提供できるための研鑽が必要ですが、それでも、今のような形で仕事をさせてもらっていることは、大変多くの勉強になっています。

ヨーロッパに育ててもらった

今回のヨーロッパ(トルコ、ギリシャ、ブルガリア)は、人生四回目のヨーロッパ行きでした。

一回目は、ポーランドでボランティア活動。

二回目は、フィンランドのヘルシンキからパリまで一人旅。

三回目は、再びポーランド。

そして今回、バックパック。


この四度の渡航で、合計6ヶ月ほど、ヨーロッパには来ていることになります。今回が一番短い渡航(それでも3週間!)ですが、今思えば、僕はヨーロッパに育ててもらったんじゃないかと、思うのです。

それは特に、人との付き合いという点で。

お酒を飲んで、クラブで踊ったり他愛ない話をしたり、女性と交際したり、いろんな家族にお世話になったり。ヨーロッパ各地からやってくる人とも出会ったし、見識をひろめる、いわゆる「社会勉強」をさせてもらったのは、他でもないこの土地なんじゃないか。そう思うのです。

初めてヨーロッパに行ったのが20歳の時でしたが、それまでの僕は典型的な「ガリ勉」で、本当に「勉強」しかしていませんでした。

でも、実際にこの土地を見て感じて考えて、少しずつ活動的に、そして見識も広めることができたと思っています。(もちろんまだまだ薄識、未熟者ですが)

だから、僕はヨーロッパに育ててもらったのだと、最近思うようになりました。奈良県生まれヨーロッパ育ち(笑)


実は、ヨーロッパには長期滞在したいという願望があります。特にデンマーク。北欧の税金や国家の仕組み、人のマインドの持ちよう、エネルギー問題(これはドイツでも見てみたい)。フォルケホイスコーレにも行ってみたい。
一年ほど生活して、現地で仕事をしながら。
(翻訳の世界に進んだのは、海外で在宅で仕事をするのを視野に入れたからでもあります)


実は20代も折り返し地点を過ぎてしまった訳ですが(20歳の誕生日から数えると、24歳になった時が折り返し地点ですね…)、あと4年ちょっと、自分の人生を肥やして肥沃なものにするために、静かにいろんなことに取り組んで行こうと思います。

とりあえずは、次は夏のヨーロッパに行きたいです(笑)

2014年3月21日金曜日

笑みがこぼれて

現在イスタンブール。

約三週間、ブルガリア、ギリシャ、トルコを回ってきました。明日の飛行機で日本へ。

全て初めて訪れる土地で、素敵な出逢いが沢山あった。人も場所も、風景も。


そんな三週間は、いつも以上に、自然に笑みがこぼれて絶えなかった時間が多かったと思います。

何もしていないのに、不思議と笑顔が絶えなかった。

ただお酒を飲んだり、人と話したり、景色を見たり、街を歩いたり。そんなことをしているだけでも僕は楽しかったし、そんな自分を許していた。

今までも、海外には何度も行っているし、旅もした、ボランティアもした。友人の結婚式にも参加した。

でもなぜか、本格的なバックパック旅行をしたのは今回が初めて、だった気がする。あくまで気持ちの問題だけど。
歳を取ってしまったからなのか、少しは見える世界が広がったのか、深くなったのか、そんなことは分からないけど、自分が目にするもの、口にするもの、肌で触るもの。全てが愛おしくて、与えてもらった機会、出逢い、そして生命に対して、感謝してもしきれなくなった。


最近思うのは、「自分らしく生きたい」という以上に「人間らしく生きたい」ということ。そして、「自分らしく生きたい」という以上に「自分に正直に生きたい」ということ。

人間らしく生きるというのは、身体を動かしたり、おいしいご飯を食べたり、心が動かされて笑ったり、泣いたり。そんな些細なことなんだけど、普段流れていく毎日の中で、僕たちはどうしてかそんなことを忘れてしまっていると思う。

そして、自分に正直に。これは簡単なことではないと思う。けれど、これだけ三週間笑っていられたのは、自分に正直に生きていた、他ならない証拠なのかもしれない。

この旅の間に、仕事もした。オンオフの切り替えは、最近は殆どない。日本にいなくても仕事をする時もある。日本にいても、何もしない時もある。旅がハレで日常がケである、という感覚は、僕の中では薄れているかもしれない。けれど、それはそれで良いんだろう。

日本に帰ったらしたいこと、しなければならないことが沢山。この三週間で取り戻した?感覚を忘れることなく、これからも一日一日を、正直に生きていきたい。

2014年3月9日日曜日

リアリズム、ロマンチズム、ニヒリズム

自分は、リアリストでありロマンチストであると思う。

かつては夢を見て、夢を追いかけることのほうが多かったと思う。けれど、特に自分で仕事を始めるようになってからは、自分に足りないこと、必要なことを冷静に捕らえるようになり、どうすれば先に進めるかも考えて実践するようになった。

その上で、ロマンスというか、夢見ている世界もある。



けれど、やっぱり自分の根本にあるのはニヒリズムなのだ。

今ヨーロッパを旅していて、いろんな経験をしている。

行きのフライトではオーバーブッキングでビジネスクラスに乗せてもらったり、現地の人と交流をしたり、思ってもいなかった素敵な景色を目にしたり、おいしいお酒を飲んだり、ご飯を口にしたり。

そんな経験をすることができて、僕は本当に恵まれていると思う。ビジネスクラスにこの歳で乗れるなんて思ってもいなかったし、正直興奮した。
おいしいご飯を口にできて、幸せだと思う。

けれど、そんな時にもふと思うのが、こんな素敵な経験も、正の感情も負の感情も、この命ついえてしまえば、なくなってしまうのだ、ということ。

楽しかった思い出も、素敵な経験も、いろんな感情も、何も残らない。
全て消える。


こんなことを思うのが、プラスなのかマイナスなのかは分からない。けれど、それは自分が既に気づいている事実なのだ。

だからやっぱり僕は、ニヒリストだと思う。特に一人、冷静に考える時間があると、いつもこんな感情が心の影に住みついている。


今まで出会ってきたいろんな人、お世話になっている沢山の人から、藪内はすごい、とか、応援している、とかがんばって、とか、嬉しい声をかけて頂くことが多々ある。

それはそれで嬉しいし、素直に受け取っている。

けれど、そんな声を受け取っても、心の片隅では、命消えれば何も残らないし、それ以上でもそれ以下でもない、と思っている。

命は儚い。

でも、だからこそキラッと輝く生命もある。


心に巣食う影と上手くつきあいながら、今日も僕は前に進んでいく。

2014年3月6日木曜日

全ての問題は「認識」にあり

人生での悩みは四つに分けられる。
①お金
②健康
③仕事
④人間関係

生きてる中で直面する悩みは、絶対にこれらのうちのどこかにあてはまる、

と、僕の知り合いの方が言っていました。


なるほど、言われてみれば、僕たちはお金の稼ぎに頭を抱え、健康な身体と病気に対して気を遣い、仕事がなければ時には自殺もしてしまい、恋愛や職場の人間関係などの悩みも持っています。

これを聞いた時は、まさにその通りだと思いました。


でも、です。

僕は、人間の持っている問題の根源は全て「認識」にあると思っています。

認識。

物事をどう見るか。どう捕らえるか。どう解釈するか。


上の四つでいうと、
①お金がないと何もできない、貧しいという「認識」。お金持ちは良い、という「認識」
②適切な血糖値やカロリーがいくらであり、その状態が良いという「認識」、病気や怪我になった時の「認識」
③職についてないといけないという「認識」、仕事とは自己実現をするためのものだという「認識」
④あの人が好きだ/嫌いだという「認識」、誰からどのように自分が見られているかという「認識」

僕たちの身の回りにある悩みは、全て「認識」の問題なのではないでしょうか?

お金持ちの方がよいということであったり、友達が多い方がいい、ということであったり、自分のしたい仕事をできている、ということであったり、自分はあの人が好きなんだけど、相手はどう思っているんだろうか、ということであったり。

そこにあるのは、客観的な事実だけなのに、それに対して僕たちは勝手に解釈をし、意味付をしてしまうようです。

僕も、数年前まではこの「認識」の病に冒されていました。人と自分を比べたり、時間やお金、友達に対する意識であったり、仕事に対する考えであったり。

でも、齢を重ねる中で(まだ四半世紀も生きていませんが)そんな認識が変化し始めました。

良く言えば、細かいことに気にしなくなり、悪く言えば鈍感になったと言えます。

自分のしている仕事がどうだとか、他人からどう思われているんだろうとか、収入の額がどうであるか、とか、今はそんなに気にならなくなりました。良く言えば、認識が変わってそこにあるものをそのまま見るようになった。


僕自身も、このように物事を見ることに長けているわけではありませんが、人から悩み事の相談を受ける時も、自分の相手の間にある「認識」の差(溝)のようなものがあるんだな、とも気づくことが多いです。

悩みとはすなわち、認識の齟齬。先の四つの悩みも、本来こうであるべき、と一般的に思われていることと、自分が思うことに齟齬があり、そこで悩みが生まれてしまう。

悩めることは良いこと、贅沢なことだと思いますが、結局僕たちは、世界をどう見るか、という「認識」の病を患っているのではないでしょうか。

2014年3月4日火曜日

聞き手のいない世界

FacebookやTwitterが面白くない、と言われて久しい。


実は僕も同じような意見を持っている。

僕がFacebookを始めたのは、2010年の年明け頃。初めてポーランドに行くのに、このサービス便利だと教えてもらったので言われるがままに始めた。

Twitterは、同じ年の秋頃。日本では既に一部のユーザー間でブームが起こっていたらしいのだけど、僕もTwitterの面白さ、すごさは開始半年くらいで十二分に知った。


両方のサービスを今でも使っているけど、やはり第一の感想は「面白くない」だ。

個人的にこう感じる理由はただ一つ、タイトルにもあるように聞き手がいなくなったからだ。

みんなこぞって、自分の投稿やつぶやきをして、イイネの数やリツイートの数だけが増えていく。

その投稿やつぶやきに対するコメントや反応がなく、何か新しいことが生まれる感じがしない。


Facebookに関していうと、僕は海外の友達との繋がりも多いので、彼ら彼女らの投稿もしょっちゅう目にする。そして、日本のユーザーとの違いに気づいたのだが、それは、彼ら(ヨーロッパやアジア)は、投稿に対してとにかくコメントが多くって、イイネの数はそんなにつかない。

コメントも、「イイネ!」というコメントや「かっこいい!」「きれい!」「それ欲しい!」みたいな、一言コメントから「僕はこう思う」「それどこで買ったの?」という、膨らみのあるコメントまであって、とにかくコメントにコメントが重なって、その数だけが増えていく、ということが多い。

それに対して日本だと、既読確認のような意味合いで「イイネ」ボタンが押されることしかなく、上記のような気軽なコメントなんてないに等しい。なんというか、やっぱり生きづらい。


僕は、SNSは交流をして何かを生み出すことができるサービスだと思っているので、むしろ他愛ない一言コメントとかをもらえるほうが、嬉しい。実際に人の投稿を読んだ時も、興味があれば「それどこでやってるんですか」「どうやったら手に入るんですか」「今度詳しい話聞かせて下さい」というようなコメントを、興味のある投稿に残すようにしている。もちろん「きれいな写真!」「おいしそう!」といった一言コメントも。

(Twitterに関しては、海外ではそれほどヘビーに使われていないらしいので事情はよく分かっていないが、日本だと影響力のあるアカウントとそうでないアカウントの間に序列というか、無言の格差が存在しているように思う。これについてはまた別の機会にまとめたい。)


とにかく、FacebookやTwitterを見ていると、聞き手がいない。そんなに自分のことばっかりアピールしてどうするんだ、と思いながらも、やっぱりみんな、自分のアピールで精一杯なのだろう。

(僕もよく更新はして、イイネももらうのだけど、個人的には10個イイネをもらうより、一つのコメントをもらうほうが好きだ。投稿を見た人がどんなことを思ってくれたのか、何を感じたのか、そういうことを言葉でしっかりと知りたい。)


とにかく、今の日本のSNSは面白くない。自分の周りからでも、気軽なコメントをしあって、何かが生まれる環境ができればと思っている。


2014年3月1日土曜日

海外旅行保険は、マイレージプログラム付きの有料会員カードがお勧め。

本格的に海外に出るようになったのは、5年程前です。


当時は、出発のたびに大学生協で海外旅行保険の申込をしたり、ネットで旅行保険に加入して、ということをしていたのですが、現在はそれもしていません。

これは、普段使っているフライングブルーのクレジットカードに、自動的に旅行保険が付いてきているからです。


そのメリットとしては、①カードを持っていると自動的に旅行保険が付く②買物をすると自動的にマイルが貯まる、というものがあります。

①自動的に旅行保険が付く
通常、海外旅行保険というのは、代理店に行って申込をするものです。
その際に、「渡航地」「渡航期間」「目的(留学か旅行か)」などの項目を入力する必要があり、その情報によってかかる保険料が変わってきます。

この保険料が、案外バカになりません。場所や期間によって異なりますが、だいたい5,000円から高い時は4万、5万円くらいまですることがあります。

しかし、マイレージプログラムのついた有料カード(年会費が必要)を使うと、自動的に一年365日、海外旅行保険が付帯します。

これには
・旅行の都度に保険に入る手間が省ける
・保険加入料を払わなくて良い
というメリットがあります。

ところで、こちらの記事にあるように、(年会費がかからない)普通のクレジットカードでもいいのでは?と思われる方がおられるかもしれません。

しかし、年会費無料のカードだと、
・航空券やホテルの予約(支払)に、該当カードを使わないといけない
・保険の有効期間が(例えば)「該当旅行期間に関係する支払(航空券、ホテル代)をした日(や飛行機の利用日)より90日以内」のような、細かい条件が存在します。

これだと、90日以上のワーキングホリデーや留学、もしくは世界一周旅行などをすると、保険が適用されない場合が出てきて、思いのほか不便です。

しかし「マイレージプログラムの有料クレジットカード」ですと、カードを所有しているだけで365日自動的に海外旅行保険が適用されます。
カードを海外で使わなくてもいいのです。
(究極的に言うと、カードを海外に持っていかなくても大丈夫なのですが、緊急時の対応の際にカード番号が必要だと思うので、持っていくのが無難です)

実質的な費用は、年会費(1,000円〜数万円)ですが、これだけの費用で海外旅行保険が使えると思えば、とても安い買物だと思いませんか?

私は、去年の秋頃からフライングブルーの有料カードを使い、海外に行く都度に保険の加入をする必要がなくなりました。
時間、手間ともにかからないので、この種類のカードを一枚持っておくと大変便利です。

カードの種類としては、JALカード アメックスカードANA JCBカードなどがあります。

個人的な意見ですが、カードの種類はVISAMasterCardが一番です。JCBは海外の多くの場所で使えません。アメリカ方面に頻繁に行かれるのでしたら、アメリカンエクスプレスでも良いかもしれませんね。


②マイルが貯まる
これは当たり前ですが、マイレージプログラム付きなのでマイルが貯まります。
LCCが勃興している今の時代、どれだけマイルをためるメリットがあるのか?というのは一考の価値があると思います。
個人的には「LCCとフラッグキャリアは目的によって使い分けたらいい。その上で、フラッグキャリアも使うのであればマイル貯めた方がおトクじゃないか」と考えているので、LCCを使いもしますが、フラッグキャリアも価値ありと思えば利用します。

LCCの航空券を買うのにもクレジットカードは必要ですし、携帯電話、インターネット、各種保険の支払もクレジットカードで行えます。出て行くお金を考えれば、千里の道も一歩から、ではありませんが、マイルを「おまけ」で貯まっている状態のほうが楽しくありませんか?

このブログ上でも過去にマイル考察を行いました。これこれこれで、三回にわたって自分なりの考察と利用法をまとめているので、興味のある方はこちらもご覧下さい。



今回の方法、例えばヨーロッパに留学をする人が使ったら、海外旅行保険が自動で付いて、かつヨーロッパ各地に飛行機で旅行に行ってマイルも貯める、ということが可能です。

旅行以外でも、長期で海外に行く、頻繁に海外に行く、というかたは、是非参考にして頂き自分だけの活用法を編み出して下さい。