2014年6月28日土曜日

世界はどれほどのスピードで進んでいるのか

ふと、「この世の中は一体どれくらいのスピードで動いているんだろう?」考えることがあります。

物事には全てサイクル、期間があります。

生き物でいうと、蝉は数年間土の中で成長した後、約一週間で命を絶ちますし、亀などはとても長い期間、生きます。

人間の世界で言うと、人以外にも様々な寿命があるわけで、経済サイクルも数年から数十年で大きな波ができており、会社の倒産や勃興なども、これにぴったりとは言いませんが、起こり続けています。

ただ、一体そのサイクルはどれくらいのものなのか。人によって違うのか、生きる世界によって違うのか。その辺りは未だに答えが出ていません。

恐らく、こういうサイクルは人によっても生きる世界によっても違うのだと思います。「20年後に無くなっている仕事」なんていうのも、いわゆるサイクルの話として考えてみると面白いですが、では果たしてそれは真実なのか。数年前に「SNSが世界を変える」というような認識が一定層の間で広まった時がありましたが、果たして現在は本当にそういう世の中になっているのか、単に予想よりもサイクルが遅いだけなのか、大幅に遅いのか、本当のことは誰にも分からないのかもしれません。

仕事をしていても、世界が一つ変わればサイクルやスピードは全く異なります。以前の営業は一週間一サイクルで回っていましたが、今の仕事では短納期は数日のものから、数週間かかるものまでありますし、建築の世界等では、数年単位でプロジェクトを進めていくこともあるでしょう。なので、いまいち根拠の分からない「まずは三年働く」というのは、本当のところ有効な言説なんでしょうか、どうなんでしょう。

そんな中で、特にスピードが遅い世界にいることは、不利なことなのか。世の中はだんだんと変化が激しくなってきている、ということが言われています。私は、そのことを感じる時もありますし、そういう変化にいつでも対応できるように、柔軟な姿勢は持っていたいと思います。しかしその一方で、柔軟になろうとするばかりに他の点で何か大事なことを失っていないか、ということも考えてしまいます。

これから2年後、5年後、10年後は一体どうなっているんでしょう。以前より様々なもののサイクルが短くなっているような気はしますが、それは自分が思っているサイクルより長いのかもしれません。そんな世界と上手く付き合っていく方法を最近は模索している途中です。

0 件のコメント:

コメントを投稿