2014年7月20日日曜日

なんで遊びは楽しいのか

昨日の記事で、「遊びは大事だ」ということを強調しました。では今回は、なんで「遊びは楽しいのか?」について、思うところを書いてみます。


◎遊びが楽しいのは、自己裁量が大きいから

遊びが楽しい理由は、これに尽きるのではないでしょうか。

自己裁量というのは、自分で決められる、動かせるものごと範囲のことです。これが大きくなると、当然ではありますがワクワクしますよね。

私たちが中学生、高校生の頃は、夏休みになるととてもワクワクしましたし、多くの方はその時期を楽しく過ごされていたのではないでしょうか。それはなぜかといえば、普段学校に行っている時期とは違って、「自分が使える時間が増え」ます。つまり、自己裁量で使える時間がこの場合は増える訳です。(もちろん、やらないといけない宿題もありましたが…)


中学や高校の時代を過ぎても遊びが楽しいのは、「自分で決められること」が多くあるからだと思います。バーベキューを例に取ってみましょう。
・いつ行くか?
・どこへ行くか?
・何人くらい誘う?
・予算はどれくらい?
・何食べる?
・バーベキューの他に何をしよう?
・集合時間はどこ?
・誰の車を使う?レンタカーは?
…などなど、あげればきりがありませんが、私たちは意識をせずともこれらの決定・判断を重ねているはずです。

要するに「自発的」に行動・判断をしているわけです。そしてこれこそが、「遊びが楽しい」ことの根本にあることでしょう。

裏を返すと、行きたくない人も一緒にいる遊びは嫌ですし、誰かが勝手に決めたスケジュールに沿って、がんじがらめに行動しないといけないのも、あまり楽しいものではありません。


◎自己裁量が大きいと楽しい、は仕事にも当てはまる

そしてもう一つ大事なこと。「遊びが楽しいのは自己裁量が大きいから」というのは、仕事にも当てはまるということです。

私自身、仕事の全てが楽しいとは思ったことがありませんが、今もある程度楽しいと思えるのは、「自分で決めれること」がそれなりの部分(60%程度?)を占めているからなのだと思います。

仕事というのは、ルールや決まりがある程度存在します。納期であったり仕様であったり。
そして問題は、日本の商慣習はこの「ルールや決まり」が多すぎることでしょう。私が会社勤めをしていたときも、仕事そのものよりも、その回りにある「枝葉末節」(キモではない部分)に対する心配りや気遣いが多くなりすぎて、仕事の本質が見えなくなっていたことは確かだと思います。


◎楽しく生きるために

仕事でも遊びでも、「自己裁量」が大きいことに取組む時間を少しでも増やしたいですね。それには当然「自分の頭で考える」ことが必要になってくるわけですが、周りから言われたことをそのまま反対側に通すよりも、頭は使いますし、工夫もしますし、自分にとってもプラスになることが多いのではないでしょうか。

自分の人生の自己裁量を少しずつ大きくしていきましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿