2014年1月9日木曜日

そうだ、国を作ろう〜坂口恭平「独立国家の作り方」を読んで

年明けに読んだ本が、坂口恭平さんの『独立国家の作り方』でした。

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この本は、タイトルを知った時からずっと読みたかった本でした。

ようやく読むことができましたが、思っていたより格段に面白い内容でした。

本を読む前は、坂口さんが震災を機に熊本に移住されて「独立国家」を作られたことしか知りませんでした。

ですので、本の内容も
・どのように国を作ったのか
・ガバナンスの方法
・税金や制度
のようなものだと思っていましたが、そうじゃなかった。

本を読んでいると、東京のホームレスの方との出会いをきっかけに、「生き方、暮らし方」の新しい概念に著者が出会ったこと、著者自身が建築を専攻したけれど、従来の概念での「建築」に対しては違和感を抱いていたこと、そこからわき上がった「動く家」の話等、もっともっと広い視座で「この世界を、どう生きていくのか」ということについて書かれていて、驚きました。

仕事や、お金とのつきあい方など、僕がいろいろと考えてきたことが全て言語化されていて、なおかつ坂口さんは10歩も20歩も先を歩まれている。
(本の中では「態度経済」という、「贈与経済」よりも前を行くコンセプトが出てきます。興味のある方は、是非読んでみて下さい。)


以前に読んだ伊藤洋志さんの「ナリワイを作る〜人生を盗まれない働き方」にせよ、米田智彦さんの「僕らの時代のライフデザイン」にせよ、こういう「新しい働き方、生き方」というテーマで本が出てきているのを見ると、この世界は希望で溢れているんだなあ、と改めて思い、僕もエネルギーを頂きました。

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僕も最近、自分の中で良い循環ができていますが、それはこういう「生き方」もある、ということを身近に知ることができて、かつ自分も試し試し挑戦する中で、「案外いけるかも」という手応えを、少しずつではありますが、掴んできているからだと思っています。

去年一年で、いろいろと分かったこと、はっきりとしたこともあるので、今年はもっと「選択と集中」をしっかりして、このような「新しい生き方/働き方」の実践者として、活動していきたいです。

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