さて、
昨日の記事に続いて、今回も英語力について考えていきます。
今回考えてみたいのは、「英語力」の構成要素。
英語力=A+B+C+D… だとすると、これらのアルファベットには何が含まれるのか?ということを考えていきましょう。
これも切り口が沢山あるのですが、例えば某英語試験のように、次のような要素に分けることができますね。
・リスニング力(聞き取り能力)
・リーディング力(読解能力)
・ライティング力(執筆能力)
・スピーキング力(会話・発表・意思疎通能力)
インデント分けしてみると、次のようなものです。
英語力
リスニング
リーディング
ライティング
スピーキング
もしくは、次のような分け方もあるかもしれません。
・文法力(中高時代にどれだけ文法を勉強したか)
・語彙力(単語、熟語)
・日本語力(そもそも、母語で理解できない概念等を別の言語で理解することはできない)
つまり、
英語力
文法力
語彙力
日本語力
ですね。
ただ、これらの三つの「力」が同値なのか、と言われれば、難しい問題です。
どういうことかというと、これら三つの力は単位がことなってるんじゃないの?つまり、g(重さ)とcm(長さ)とV(電圧)を一度に比べるようなもので、そもそも破綻しているのではないか?ということになりかねません。
というより、そもそも「言語運用能力とは何ぞや?」という問いへの答えは難しいです。
言語というのはすなわち、人間の表象能力の一つなわけです。(他の表象能力の例としては、例えば音楽、絵画などがありますね)
何かを表象する、ということは、その槌概念として「表象されるもの」があるわけですが、これは言語学でいうところの「シニフィエ」になるわけです。
(この辺りの話は、言語学の祖、ソシュールに関連する本をお読み下さい)
昨日の記事に続いて、今回も英語力について考えていきます。
今回考えてみたいのは、「英語力」の構成要素。
英語力=A+B+C+D… だとすると、これらのアルファベットには何が含まれるのか?ということを考えていきましょう。
これも切り口が沢山あるのですが、例えば某英語試験のように、次のような要素に分けることができますね。
・リスニング力(聞き取り能力)
・リーディング力(読解能力)
・ライティング力(執筆能力)
・スピーキング力(会話・発表・意思疎通能力)
インデント分けしてみると、次のようなものです。
英語力
リスニング
リーディング
ライティング
スピーキング
もしくは、次のような分け方もあるかもしれません。
・文法力(中高時代にどれだけ文法を勉強したか)
・語彙力(単語、熟語)
・日本語力(そもそも、母語で理解できない概念等を別の言語で理解することはできない)
つまり、
英語力
文法力
語彙力
日本語力
ですね。
ただ、これらの三つの「力」が同値なのか、と言われれば、難しい問題です。
どういうことかというと、これら三つの力は単位がことなってるんじゃないの?つまり、g(重さ)とcm(長さ)とV(電圧)を一度に比べるようなもので、そもそも破綻しているのではないか?ということになりかねません。
というより、そもそも「言語運用能力とは何ぞや?」という問いへの答えは難しいです。
言語というのはすなわち、人間の表象能力の一つなわけです。(他の表象能力の例としては、例えば音楽、絵画などがありますね)
何かを表象する、ということは、その槌概念として「表象されるもの」があるわけですが、これは言語学でいうところの「シニフィエ」になるわけです。
(この辺りの話は、言語学の祖、ソシュールに関連する本をお読み下さい)
シニフィエとシニフィアンというのは、
例えば「海」という言葉と、その言葉が意味するもの(人がそれを聞いてイメージするもの)、の対比を意味するわけですが、
日本語にせよ英語にせよ他の外国語にせよ、出発点は「シニフィエが存在すること」なので、これらの概念、イメージを把握していて、それを英語で理解することができる、ということが「英語力の本質」だと思うのですが(あれ、結論出てしまった!?)、
こういう作業(シニフィエとシニフィアンを理解する)は、ある種メタ的な考え方で、人間が無意識のうちにやっているものです。なので、これらを潜在的に意識している、という前提があったうえで、英語の文法を理解できる、語彙を理解できる、ということに繋がっていくと思うわけですね。
つまり、「概念を把握して、それを英語という表象手段を使って出力できること、また、他者の出力を理解できること」が、究極的な英語力の正体なのではないでしょうか。
次回以降、この考えの具体例を見ていこうと思いますが、ゆくゆくは異文化コミュニケーションだったり、構造主義の話にも広がっていきそうですね…
(「言語について考える」というテーマのエッセイにして、不定期更新にした方がいいかもしれませんね)
基本的に、まとめた内容をブログに書くつもりがないので、その点をご了承頂ければと思います。
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