2014年4月20日日曜日

続けることの本義

「継続は力なり」という言葉があります。

この言葉は、半分本当で半分は嘘だと、僕は考えています。


僕はもともと飽き性(良く言えば好奇心旺盛)で、次から次へと目移りがして、何事も手に取ってみる→気に入らなかったら手放す、ということをこれまで随分繰り返してきました。まさに「継続は力なり」の真逆を突っ走る人間なのですが、その中で、自分でもびっくりするくらい長く続いているものがあります。

それが何かは後で述べますが、これらを続けた中で思うのは、「続けるのが何故良いかの本当の理由は、続けていれば自分でも分からないような素敵なことが起こるからだ」ということです。

僕が続けたもの、その一。英語。

小学五年の時に虜になって、それから海外や言葉に興味を持つようになり、今はそれで仕事もさせてもらっています。言葉の勉強と、言葉を使って仕事をすることは全く異なりますし、とても手短には表現できない奥深さ、別世界がそこには広がっていますが、それでもいろんな海外に行って、言葉の面白さ、人間の認識の奥深さについて知ることになったことは、お金にはなっていないかもしれませんが自分のなかで、続けることで分かったことなのだと思います。


僕が続けたもの、そのニ。SNS。

Facebookを始めて4年。Twitterを始めて3年半。最近はどちらも、以前より面白くはないと思っていますが、それでもこれらのツールを使っていろんな人と会えたり、自分のことを知ってもらったり、そこから仕事に繋がったりといった、今まででは考えてもいなかった出逢いが沢山ありました。いろいろと幻滅して、これらをリセットしようかと考えたことも何度かありましたが、やっぱりそれでも続けたい、と思う気持ちが強かったのだろうと思います。特にTwitter経由ではいろんな人から仕事を頂くこともでき、言葉では言い表せない不思議さをつくづく感じます。


まあ、ぶっちゃけこの二つくらいしか長続きしたものがないのですが(笑)、これは人によって違うと思います。長く異性と交際をしたり、長く会社勤めをしていたり、ということもケースの一つにあてまはると思います。どんな場合でも、辛いこと、しんどいことはあると思いますが、それでも続けるなかで、良いことに出会えるんだろうな、とは思っています。

僕は会社勤めをすぐに辞めて、既に年数でいうと個人で仕事をしている時間のほうが長いのですが、しんどい時のほうが多いです。ですが、思わぬところから人に出会ったり、仕事のパスを受けたりと、仕事に関しても、まだまだ自分がしらない世界、思ってもいない出逢いがあるんだろうな、と思うと、なぜか今の道を別の方向に変えようとは思わなくなります。

長く続けることの本義は、「長いことやっていたら何か素敵なことが起こる」ということなんだと思います。とても抽象的でポエムみたいですが(笑)。でも、その「何か」は人によって異なるんだと思います。仕事であったり人との出逢いであったり知見の広がりであったり…。


これは結局、「生きること」にも繋がるのだと思います。生きていれば素敵なこと、良いことが起こる。だから、命だけは自分で絶ってはいけない。たとえどんなことがあっても。


生きることの素晴らしさ、生かされていることの素晴らしさをもっと多くの人が経験知としてもっている世界を作っていきたいです。

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