2014年4月9日水曜日

必要とされる感覚

最近思うのですが、人から「必要とされる」、人が「必要としてくれる」って大事です。

究極的に言うと、人が生きていけるのは人に必要としてもらっているから。そう表現しても言い過ぎではないと思います。


仕事。

恋人。

家族。

友達(親友)。


なんでもいいと思います。他人から必要とされていると感じられるからこそ、人は生きていける。



アリストテレスは「人間は社会的動物である」といいました。僕は未だに「社会」という言葉は好きではありませんが、これは「社会とは、いろんな人が互いに他人の力を必要としている。人間はそんな世界を創って生きる動物だ」とも、考えられるのではないでしょうか。(本義や他の解釈はいろいろあるのだと思いますが)



僕は今、特に仕事をしていて「必要とされる」ことをひしひしと感じています。いろんな方からの、いろんな内容の依頼。中には「そんなんしたことない!」「そんなんできるかいな!」という内容のものもありますが、それでも「その人が僕の力を必要としてくれている」と思うと、できる限り対応をして、良いものを提供しよう(良い仕事をしよう)と、腰を上げます。(中には、条件的に相談をしたり見送ったり、というのもありますが…)


まだまだ駆け出しの身ですが、いろんな仕事を通して上記のようなことを教えてもらっている僕は、本当に恵まれていると思います。



ただ一方で、今の世の中の多くの場所では、この「必要とされている」感覚を知ることがないままではないでしょうか。こと仕事に目を向けてみると、毎週課せられる(無茶な)ノルマであったり、販売意義のよくわからない品物
、意味のない度を超えた(サービス)残業など、「なぜこれが必要なのか」がよく分からない仕事が溢れていることもまた、事実ではないでしょうか。
(もちろん、世の中の仕事や企業が全て、上のようなものではないと承知しています。)

もしくは、今の就職活動にしても、なかなか企業から「必要とされている」ことを実感しにくいものになってはいないでしょうか。(最終的には「必要とされている」というところに辿り着くとは思うのですが、意味をなさないような過度の選考など、そのプロセスに僕は疑問を持っています。)


僕の好きな脱社畜ブログでも、仕事や就職活動についての考察は数多くなされているので、詳しくはそちらにゆずりますが、特に会社員社会は、この「必要とされている」感覚を感じにくい場所なのかもしれません。(おっと、無意識に「社会」と使ってしまいました。)



僕が今仕事をしていて思うのは、人の力になれて、必要とされていて嬉しいということです。平日の日中にずっと仕事をしているわけではありませんが、勉強や準備等も含めて、僕を必要として下さる人たちに対して最高のパフォーマンスを発揮できるように日々を過ごしていこうと思います。


僕の周りでも、特にフリーランスや起業家(雇われではない社長)の方は殆どみんな、同じような心持ちで仕事をされているように見えます。(逆に、会社員の友達、知り合いとは殆ど会わないのでどんななのかがよく分からないのですが…)


僕もまだまだ未熟ですが、僕が仕事で感じるようなことを他の一人ひとりが感じるようになってこの世界が回るようになっていったら、もっともっと素敵な世の中になるんだろうなと思います。

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