2016年1月24日日曜日

本の減価償却



「本なんてタダ同然。その人が一生かけて積み上げてきたものが数千円で手に入る。だからがんがん買え」


というメッセージは、去年受け取ったものの中でも印象に残っているベスト5には余裕で入るのですが、


「本はすぐに読み終えられるわけではないし、何回読んでも新しい発見がある。コスパは最高。だから、最高の娯楽」


というメッセージも、これにくっついています。



確かにそうだなあ、と思うんですね。


この言葉に触発されて、去年は沢山、分厚い本を買ってしまって、未だ読破できずにいるのですが、確かに「時間がかかる」んですよね。


今まで、本を読み終えられない時は、「また読み終えられなかった…」という気持ちに苛まれるので、なるべくそれをなくそうと、早めに一通り読み終えるように努力していたのですが、


最近は、「すぐに読み終えられなくていいし、むしろ時間をおいた方が新たに気づけることが多い」と割り切るようになりました。実際、分厚い専門書などは一度に読み切れるはずもなく、本棚にこっそりしまってあります。


ただ、そうすると、本も「減価償却」の対象になりますよね。



さすがにパソコンや事務用品のように、数年かかって全て読み終わることはないでしょうが、味わい尽くすのに一年くらいはかかるでしょうし、何度も読み直すとすると、むしろ事務用品より耐用年数は長いはずです。


だから、本は値段が値段なのでできないのでしょうが、立派な「減価償却」の対象だよなあ、ということを、ここ数ヶ月で思うようになりました。




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