すべてのものに意味があるのではない。すべてのものに意味を見出そうとする人間がいるだけだ。

大切なのはメタ思考。


世の中の意見や通説、格言等は実は最後に「～と、○○は思う」「～と、●●は考えた」「～、というのが長い間一般的に考えられてきたことである」というようなフレーズが省略されているんですよね。

「全てのものに意味がある」というのは、家の近くのお寺の入り口に貼ってある言葉なのですが、これを見ると最近、タイトルのようなことを思います。


意味があるのかどうかはよく分かりませんが、この記事にも書いたように、事実として認めるべきことは「～と、人間は考える」という、主観的な立ち位置なのかもしれません。


事実、全てのものに意味なんてない、と考える人もいるでしょうし。（これもまた、「意味はない、と考える人間がいる」という表記が正しいでしょうね。）


結局のところ大切なのは「●●だ」と断言することではなく、「●●と考える人もいれば○○と考える人もいる。いろんな考え方があるのが事実だし、なぜ相手は自分と違った考え方をするのか。それには過去の体験や経験の違い、そこから学んだことの違い、人生観の違いがあるのではないか」ということを考えて想像してみることではないでしょうか。

それがひいては、相手のことを考える、想像力を豊かにする、周りを受け入れる、ということにつながるのだと思います。