2015年4月17日金曜日

人に興味を持つことの大切さ

今回の東北では、基本的に知らない人に私からアポを入れて、取材の段取りを組みます。

多くはジャーナリストが一度会ったことのある人で、英語だとコミュニケーションが取れないので、私が代わりにメールや電話で依頼をします。

要するに秘書みたいな感じです。



今でも、どこの誰かも知らない人に電話をするのはとても勇気がいることです。

似たようなことは会社員時代に営業の仕事でしていましたが、その時は基本的に断られるのがデフォだったので、その経験があまり良い印象を与えていないのかもしれません。


ですが今、テレアポを取っていて驚くのは、みなさん嫌な顔一つせず取材を引き受けて下さるということです。

暇ではないはずなのですが、自分たちのことを説明して依頼をしたら、とりあえず話は聞いてもらえますし、実際に受け入れてもらえます。


これは推測ですが、人は自分に興味を持ってもらうと、気分が良くなるのでしょう。営業の仕事の時は「相手のため」とは言いながらも、こちらにも営業ノルマがあるわけですし、いきなり電話をされるのは気分の良いものではないはずです。


そんな中で、「私はあなたに興味を持っています。ぜひ詳しいお話を伺えないでしょうか」というメッセージを伝えることは、自分が相手に心を開いていることを示しているわけですし、相手にとっても悪い気分になるものではないはずです。


こんな風に接すれば、そして取材の時は最後まで相手の話を最後まで聞き(これはもともと自分の性格でもあるわけですが)、相手を遮らないでいれば、自然と相手も自分たちに対して心を開いてくれるのではないか、と思います。


これは何も仕事だけにあてはまることではありませんし、普段から心がけたいものです。


こういうことを学べる、気づける機会があることに感謝です。



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