2015年7月17日金曜日

又吉直樹は「お笑い芸人」の看板を取り払って勝負すべき

お笑い芸人の又吉直樹が、芥川賞を受賞したみたいですね。


ここまで来ると、ただの出来レース感しかないのですが…。


この人の「本の虫」っぷりは、業界でも結構有名みたいですが、あまり他に類のないタイプの芸人なんでしょうね。



で、誠に勝手な意見ではありますが、又吉さん、もう「お笑い芸人」の看板を外して、これから勝負していった方がいいと思うんですよね。


というのも、僕はこのコンビの漫才やコントを、M1グランプリの決勝で一回しか見たことがないわけでして(決勝第二ラウンドに残ったかどうかも覚えていない…)、しかもその内容も、残念ながら覚えていない(苦笑)


M1でいうと、歴代優勝コンビの、最後に披露した漫才はだいたい覚えているんですが、又吉さんのコンビのネタは、全く思い出せない。


で、なんで覚えていないかっていうと、実際のところ「たいして面白くなかった」のがその理由だと思います。


お笑いにはセンスや好みの違いで、ネタに対する好き嫌いは個人差があるのは承知ですが、


又吉、せめてお笑いの世界で大きな結果を残してから、芥川賞を取ってほしかった、というのが本音です。



だって、トッププロじゃないのに他の世界で名を成しても、正直微妙ですからね。

又吉が普段のバラエティ番組でどんなことを話しているのか、というのは、テレビを全く見ない身としては分からないんですが、これからはせめてふつうの「芸人」として、もしくは、れっきとした「文筆家」を肩書にして、勝負していってほしいと思いますよ。


芥川賞を取ったのだから、文章や言葉に対する感性や表現力は、随一なのは認めます。


ただ、そうなのだとしたら、もう文筆業を前面に出して欲しいですね。だってそっちで自信が持てるのなら、普通その肩書を使いますし、そんなに面白くもないのに「お笑い芸人」と呼ばれるのは、締まりがないというか…。


それに、「芸人」を名乗っていると、その肩書が「逃げ」になってしまう場合もありますから。

芥川賞=文筆業のトッププロの証、なのか、私はよく分からないんですが(野球や将棋と違って、勝率や成績といった客観的評価ができにくいので)、少なくとも彼は、お笑いより文筆業のほうが「より高い位置にいるプロ」であると、私は思います。


なので、退路を断つ意味でも、これからはお笑い芸人を捨てて、こっちの世界で勝負していってほしいんですよねえ。



まあ、M1グランプリに出た時もそうですが、大した成績でもないのにメディアが目に付けて引っ張りだこにして…というパターンに、今回もなってしまいそうですが。




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