知り合いに結構、会社勤めをせずに独立・開業・自営をしている人がいる。
一方で自分は、半年足らずだけれど、会社勤めをしていた。
当時は会社勤めにはほとんど意義を見いだせなかったけど(というか、仕事はそこそこできたけど、人間関係が全然だめだった)、今になってみると、会社勤めをしていてよかった、と思うことが一つある。
それは、人との接し方。
独立した場合、人脈というか、人伝いに人を紹介してもらって、そういう機会から仕事につながる場合が多い。
なので、一概には言えないけれど、既存の知り合いや友達が大事になってくることが多いし、そういう人たちを自然に大事にすることになる。
そこで生まれるのは、「仲間意識」みたいなもので、言葉は悪いかもしれないけど、「友達感覚」みたいなものになる面があると思う。
なので、自分の周りにいる人とは「優しめ」に接しがちになる。
その人からはすでにある程度の評価をいただいているし(起業家同士のネットワークだと、「●●の仕事は■■さんに頼むね!」みたいな感じで進むことが多いだろう)、そういう人から別の人を紹介されると、「友達の友達は自分の友達」じゃないけれど、悪いととは思わないと思う。
こういう世界に身を置くことはすごく大事だし、こういうやりとりこそが仕事の本質だとは思っているけれど、一方で、こういう世界に身を置いておくことはある意味、自分に「ぬるく」接してしまうことになりかねない危険性をはらむ、と思っている。
というのも、こういう世界にいると、ともすれば「友達料金」で仕事を受けがちだし、締め切りを延ばしてもらったり、という、ある程度「勝手な」お願いが通じてしまう(通じやすい)ことになりかねないからだ。
この点、会社勤めをすると、パッケージの料金は決まっているし、締め切りも決まっているし、と、(がんじがらめではあるが)ある程度自分に、そして他人に厳しく接しないといけなくなる。
この経験をして、ある程度自分を厳しく律することを覚えておいたほうがいいと思うので、自分は、「会社勤めは、しておいたほうがいい」と今では思っている。
というのも、今の仕事は自営だけれども基本的に、自分で取引先を開拓して、厳しい評価・ランク付けを受ける、ということになっているからだ。
取引先の人は顔も見たことがないし、基本的にメールのやりとりだけなので、「締め切り伸ばしてちょ」なんて最初の仕事でしたらソッコーでオワリ。なので、結構緊張感がいる。
それと、会社勤めをしていると、一定数のクレーマーに出会うことになるし、「自分と肌の会わないクライアントとどう接するか」みたいなことも、考えることができる。自営だと、ある程度つきあう相手は選べるが、問い合わせフォームから来たメールに対応するとき等は、「自分ができる最高のモノを提供する」と思って、メールの文章、成果物など、細かく、そして厳しくチェックしている。
(仲間内での仕事になると、その辺りがどうしてもなーなーになってしまうと自分は思っている)
この辺りの自分の「ボーラーダイン」は人によって違うし、違っていてよいと思うのだけれど(一般的に見たら、自分のラインは厳しいのかもしれない)、周りの人を見てきて思ったのは、会社勤めをしてきた人はその辺りのラインや人に対する配慮、文章のやりとり、言葉使いなど、細かいところのレベルが「高い」。一方で、会社勤めを経験せずに独立している人は、その辺りが「ぬるい」というか、メールが冗長だったり、その言葉遣いするかなあ…というところ、個人的に気になったりする。自分はそれはできないかな、という感じだけれど。
(というわけで、自分は常に「相手に見られている」と思って、人とは接しています)
まあ、こういう細かい点に配慮できるのか、ということが「会社勤めをしないと分からない」ものなのかは微妙なところがあるのだけれど(たぶん、勘の鋭い人、他人の失敗から学べる人は大丈夫なのだと思う)、自分の経験則から言うと、会社勤めを経験していた人の方が相対的に「できる」感じはあるかな、と。
(ただ、おそらく会社勤めで接するクライアント、手がける仕事の大きさなどでも、違ってくるのだと思う)
やや強引にまとめると、厳しい世界でビジネスをしていこうと思うのであれば、会社勤めはしていて損はないと思う、けれど、人間関係とか面倒くさいことが沢山あるので、必要以上に長くする一用はないんじゃないか、ということです。
(というか、会社勤めも長くなれば「なーなー」な部分が出てくるような気もするし)
一方で自分は、半年足らずだけれど、会社勤めをしていた。
当時は会社勤めにはほとんど意義を見いだせなかったけど(というか、仕事はそこそこできたけど、人間関係が全然だめだった)、今になってみると、会社勤めをしていてよかった、と思うことが一つある。
それは、人との接し方。
独立した場合、人脈というか、人伝いに人を紹介してもらって、そういう機会から仕事につながる場合が多い。
なので、一概には言えないけれど、既存の知り合いや友達が大事になってくることが多いし、そういう人たちを自然に大事にすることになる。
そこで生まれるのは、「仲間意識」みたいなもので、言葉は悪いかもしれないけど、「友達感覚」みたいなものになる面があると思う。
なので、自分の周りにいる人とは「優しめ」に接しがちになる。
その人からはすでにある程度の評価をいただいているし(起業家同士のネットワークだと、「●●の仕事は■■さんに頼むね!」みたいな感じで進むことが多いだろう)、そういう人から別の人を紹介されると、「友達の友達は自分の友達」じゃないけれど、悪いととは思わないと思う。
こういう世界に身を置くことはすごく大事だし、こういうやりとりこそが仕事の本質だとは思っているけれど、一方で、こういう世界に身を置いておくことはある意味、自分に「ぬるく」接してしまうことになりかねない危険性をはらむ、と思っている。
というのも、こういう世界にいると、ともすれば「友達料金」で仕事を受けがちだし、締め切りを延ばしてもらったり、という、ある程度「勝手な」お願いが通じてしまう(通じやすい)ことになりかねないからだ。
この点、会社勤めをすると、パッケージの料金は決まっているし、締め切りも決まっているし、と、(がんじがらめではあるが)ある程度自分に、そして他人に厳しく接しないといけなくなる。
この経験をして、ある程度自分を厳しく律することを覚えておいたほうがいいと思うので、自分は、「会社勤めは、しておいたほうがいい」と今では思っている。
というのも、今の仕事は自営だけれども基本的に、自分で取引先を開拓して、厳しい評価・ランク付けを受ける、ということになっているからだ。
取引先の人は顔も見たことがないし、基本的にメールのやりとりだけなので、「締め切り伸ばしてちょ」なんて最初の仕事でしたらソッコーでオワリ。なので、結構緊張感がいる。
それと、会社勤めをしていると、一定数のクレーマーに出会うことになるし、「自分と肌の会わないクライアントとどう接するか」みたいなことも、考えることができる。自営だと、ある程度つきあう相手は選べるが、問い合わせフォームから来たメールに対応するとき等は、「自分ができる最高のモノを提供する」と思って、メールの文章、成果物など、細かく、そして厳しくチェックしている。
(仲間内での仕事になると、その辺りがどうしてもなーなーになってしまうと自分は思っている)
この辺りの自分の「ボーラーダイン」は人によって違うし、違っていてよいと思うのだけれど(一般的に見たら、自分のラインは厳しいのかもしれない)、周りの人を見てきて思ったのは、会社勤めをしてきた人はその辺りのラインや人に対する配慮、文章のやりとり、言葉使いなど、細かいところのレベルが「高い」。一方で、会社勤めを経験せずに独立している人は、その辺りが「ぬるい」というか、メールが冗長だったり、その言葉遣いするかなあ…というところ、個人的に気になったりする。自分はそれはできないかな、という感じだけれど。
(というわけで、自分は常に「相手に見られている」と思って、人とは接しています)
まあ、こういう細かい点に配慮できるのか、ということが「会社勤めをしないと分からない」ものなのかは微妙なところがあるのだけれど(たぶん、勘の鋭い人、他人の失敗から学べる人は大丈夫なのだと思う)、自分の経験則から言うと、会社勤めを経験していた人の方が相対的に「できる」感じはあるかな、と。
(ただ、おそらく会社勤めで接するクライアント、手がける仕事の大きさなどでも、違ってくるのだと思う)
やや強引にまとめると、厳しい世界でビジネスをしていこうと思うのであれば、会社勤めはしていて損はないと思う、けれど、人間関係とか面倒くさいことが沢山あるので、必要以上に長くする一用はないんじゃないか、ということです。
(というか、会社勤めも長くなれば「なーなー」な部分が出てくるような気もするし)
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