2013年12月2日月曜日

「人」としてつきあいたい

フリーランスで仕事をしていて、いろんな方とつきあっているのですが、その時々で思うのは「人としてつきあいたい」ということです。

経営者、同業者、営業係…いろんな人と話をしたり、会う機会を頂きますが、それぞれ「役職(肩書き)」はあれど、究極的には「〇〇さん」「◇◇さん」という間柄で、つきあっていけるようにしていきたい、と思っています。

こう思うようになったのは、二年くらい前に北欧を旅した時に、ある気づきがあったからです。

街中のスーパーで買物をして、レジに並んでいるときでした。


前には何人かお客さんがいたのですが、


レジの人と話をしている!!


日本ではまず見られない光景。

言葉がわからなかったので、何を話しているのかはわかりませんでした。けれどたぶん「いい天気ですね」とか最近どうですか」というような、「世間話」をしていたのだろうと思います。

その時に、「ああ、この人たちは、スーパーのパートや主婦、会社員である以上に『人』なんだな」、ということを強く感じました。


日本では、スーパーに行っても、コンビニに行っても、そんな会話は滅多にしません。

それは、自分たちが「人」である以上に「レジ打ち」や「客」という「役割」を演じる必要があるからなのでしょう。

でも、僕はそういうのがあまり好きではありません。


役を演じる以上、その役以上にはなれないわけです。

そういうことが必要な場合もあるのは承知しています。

けれど、個人で仕事をして思うのは、もっともっとファジーな世界があって、「人」として繋がる・つきあうことで、利害を超えた関係になるということ、そしてそこから仕事が生まれていくということが往々にしてある、ということです。

保険の営業屋さんと、そのお客さんの関係からは、それ以上のものは生まれません。

何か分からないけど、何かが生まれそう、なんてワクワクに出逢うことが楽しいから、僕は今のような生き方、働き方を実践しているのかな、とふと思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿