2013年12月23日月曜日

人から求められることが、自分の本当の強みで、自分に必要なこと

今年も後、10日を切りました。

ちょうど一年前は、ポーランドでこれ以上ないクリスマスと年末年始を過ごしていた訳ですが、


去年の本当に暮れの暮れ、12月30日くらいに、知り合いの人から仕事の相談を受けました。


去年のクリスマスの時期はネットが繋がらず、年末にようやく繋がった時に確認したメールに、「年明けの締切で翻訳の仕事をしてもらえないか」という文章が書かれていました。


その仕事の額が額だったので、「これは翻訳いけるんじゃないか」と思って、とんだ勘違いをして一年間生きてきた訳ですが(笑)、よくよく考えると、この一年間でした仕事の半分以上は、「人から求められた」ことだったと振り返って思います。


いえ、「仕事なんて全部人から求められるものじゃねえか!」っていうことではなくって、


自分から動かなくても、向こうから「こんなことをしてもらいたいんですけど」という風にやってきた、という意味での「求められる」ということです。


翻訳という仕事は、求人を見つけて応募して、トライアルを受けて通って、というのが一連の流れで、仮に会社に登録しても、そこから定期的に仕事がやってくるわけではありません。

そして求人探しも含めて、全部自分から動いていく必要があります。


ですが、この一年でさせて頂いた仕事の多くは、自分が予想もしていなかった形で「向こうからやって来」たもので、それは他ならない「自分に求められていた」ことなんだろうな、と思いました。


例えば、フジロックフェスティバルでの通訳の仕事は、登録している会社から「欠員が出た」ということで、はるばる関西にいる自分にまで連絡を頂きました。
(この前に、同じ斡旋会社が出していた別の仕事に応募して、そこは落ちたのですが、その時に覚えてもらって、こんな風にやってきました。)


他にも、LinkedInに英語でプロフィールを書いていたらインドの企業から目をつけてもらって、定期的に翻訳の仕事を頂いたり。
LinkedInで仕事獲得


そして、一番驚いたのは、群馬イノベーションアワードのSNSを使っての告知をして欲しい、という仕事を頂いたこと。

これは、僕がTwitterやFacebookを上手く?使っているみたいで、それに目をつけて下さった知り合いの方が、「始めての試みなので」ということで、お電話を下さいました。



これ以外にも、最終的には実現できませんでしたが、インドのコミケに参加しませんか、というメールをもらったり、海外からのお客さんの日本案内をしないか、という連絡を頂いたりと、この一年は自分でも動いていましたが、それ以上に回りからいろんなことを頼まれ、求められて仕事をさせて頂いた、ということが本当に沢山ありました。



こんな経験をして思うのは、「人から求められることが、自分に本当に必要なものなんだろうなあ」ということです。

自分が好きなことや得意なことって、案外自分では分かっていません。

それを、他の人が「これ上手いから」「これしたいって言ってたよね」という風に、知ってもらっていると、それは他人が客観的に知っていることなので、整合性は強いのではないでしょうか。

もちろん、時には「いやいや、そんなことやったことありませんよ!笑」なんて依頼や仕事が来るんですが、それでも絶対に学びになる、ということと、経験になる、という二つだけで、時間とエネルギーが許す限り、全部引き受けさせて頂きました。

だって、人から求められたことなんですから。
それ自体が、何にも代え難い喜びです。


それを通して、自分の過去の経験や学びを活用できたり、新しく知りたいこと、知る必要があることが分かり、次に繋がっていきます。


さて、来年はどうなるのか。
不安もありますが、楽しみも十分にありますね。

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