2014年8月10日日曜日

将来から逆算をして今を生きることは、もうやめにしました。

大学時代や、卒業をしてからも私はよく「将来から逆算をして今を生きることが大事だ」と教えられてきました。

「教える」という言葉を使うと語弊があるかもしれませんが、周りの友達や先輩、職場では上司や他の職場の「デキる」人たちが、揃ってこのことを口にしていました。

何も、そのことを全面的に否定をするわけではありません。ただ、自分が今まで生きてきた中で、その考え方は自分には合わないと思ってきていましたし、最近は尚更、様々な変化を経験し、一層「将来を決めることへの恐れ」を感じるようになってきました。なので、もう皆さんと同じように「将来から逆算をして」生きることは、やめにしようと決めました。


●人生は良くも悪くも、自分の思い通りには進まない

前回の記事でも触れましたが、やはり人生は思い通りに進まないことが多いです。個人の感覚の差があるため、一概にどうだということは言えませんが、私はこの数年間で考えていた、人生は自分の思い通りに進む、もっと言えば世界は自分を中心にして回っている、という考えがいかに浅はかで傲慢であるか、ということを身をもって教えられました。
その一番の理由は、就職から5ヶ月で心身を壊して退職してしまったことでしょう。その時までは、自分がまさか鬱のような状態になって職場に行けなくなるとは思っていませんでした。しかし、この経験から「人生は何が起こってもおかしくはないな」と思うようになりました。昨日まで健康だったのに、今日になって急に身体がおかしくなることだって、ゼロではない訳です。事実、昨日まで大きな自己に巻き込まれずに生きてこれても、今日も同じように生きられる保証はないわけですから。
(職場を5ヶ月で辞めた時のブログ記事はこちら。)

この経験で、私は「人生は自分の思い通りには進まない」と身をもって知りました。ですので、今は以前よりもいくばくか「思い通りに進まないや」ということを受け入れられるようになってきたとは思っています。


ですので、こんな経験をしてしまった後で「将来から逆算して…」なんてことを言われると、なんだかバカみたいになってくるのです。もちろん、仕事や直近の取り組みに対して期限を設けないことは進められることではありません。ただ、私の場合「3ヶ月以上先のことは分からない」という考え方をもともと持っていて、それ以上先のことは考えたことがありませんでしたし、仮に将来的にしたいことを決めたとしても、「○年先に▽▽に移住して生活をしよう!だから今のうちに□だけお金を貯めて、移住先の言葉を勉強して、役に立ちそうな人脈を作って…」ということは絶対にしません。裏を返すと「○歳の時に海外に渡って生活をしたい」という願望はありますが、一年遅くなっても良いですし、一年早まっても良い。極論すると、その時の目標が変わって渡航しなくなっても、渡航先が変わってしまっても、自分を受け入れられるようになったと思います。それぐらいにこだわりがなくなってしまったとも言えます。


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●偶然の要素を楽しむ

将来を決めてしまうことの弊害は、「偶然の要素を楽しめなくなる」ということにあります。

私は今まで、仕事でもプライベートでも、自分自身で決めたこと以上に人からの情報や相談を受けて興味を持ったり、取組んだりしたことが多くありました。詳細は過去の記事(「人生は、思った以上に可能性に溢れている」)をご覧頂きたいのですが、自分では考えもしなかった、思いも付かなかったような仕事に関わらせて頂いたり、知る由もなかった場所に行ったり人と会ったり、ということが多々ありました。特に一年半前、自分の独立当初の方向性や目標と比べても、今の自分がいる場所はおそらく大きくずれているはずです。しかし、果たして当初の航路と違った自分を顧みて「目標通りにいかなかった。夢を叶えられなかった」と思うことは絶対にありません。この時間の中で、新しい気づきもあり、自分が知らなかった自分を知ることができたのですから。そしてこのことすら、将来への伏線になっているような気がするのでワクワクが止まりません。

もしこれを、「あれもできなかった、これもできなかった。今の場所は全然違う」と自分を責めてしまっては、足元に落ちている素敵なものにさえ気づかずに一生を終えてしまいそうで私は怖いです。私もいつかは、身を固める時期が来ます。ですが、果たしてどうやって身を固めるのか?今の自分が向いている方向とは別の方向で身を固めることになっていそうで、それすらも「自分は果たしてどうなっているんだろう」という興味の対象なんですね。だから、自分の決めた将来が必ずある、と思い込む訳ではなく、今やっていることや出会っている人、知ったことが新しい伏線をもたらして自然と将来は作られるんだろうな、と思っています。


もっともっと、生きる上で偶然の要素を楽しみましょう。
だって、もしかすると通過地点が違うだけで到着地点は最初と同じなのかもしれませんし、逆に、通過地点は同じなのに、到着地点が全然違うかもしれないのですから。

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