2014年8月9日土曜日

期待値を下げることと、心の余裕

関西は台風が直撃で、今週末に予定していたプライベートの予定はキャンセルしました。外出すらもおぼつかない程雨が降っていますし、警報も出ているようでこういう日は家に籠るに限ります。

この半年程で、ものすごく心の余裕が出てきたように思います。以前だと会社勤めをしていたこともあって、週末の予定が荒天で無くなってしまうと「せっかく楽しみにしていた週末なのに!」と、後悔しても後悔しきれないような心の状態に陥っていました。今でも、仮にどこかに勤めていたら同じような考え方をしているのかもしれません。

今は「ずっと前から予定を合わせて楽しみにしてきたけどしょうがない。次の機会を作ろう」という風な考え方に変わってきました。



さて、私たちはいつから「自分の人生は自分の思うように進んでいく」という勝手な考え方を身につけるようになったのでしょう?確かに、日本の公共交通機関の正確性は世界と比べてもずば抜けていますし、レストランでも注文した料理が出てくるまでそんなに待たされはしません。鉄道でもレストランでも、少しの遅れがあるだけで謝罪が行われます。
このような環境が日頃からあると、「何でも自分の思い通りに進んでしまう」と勘違いしてしまうのも、無理はありません。私だって未だに、電車を使う時は少しの遅れが出るだけで無性に苛立ってしまうこともあります。


ですが、よく考えてみると自分の思い通りに世の中が進んでいくことなんて稀なことの方が多いのです。仕事が思い通りに進まなかったり、忙しい時に限って別の予定が入り込んだり、欲しい返事が来なかったり…。こんなことが起こる度に、イライラしたり変に気を揉むのは一度は止めてみたいものです。


私は、海外で「自分の思い通りには物事は進まない」ことを身をもって学びましたし、今日本にいても、特に仕事で同様のことは多々起こっています。そんな時は、期待値を下げて「うまく行ったら良しとしよう」と考える。「うまく行くのが当たり前だ」と考えるのではないんですね。そうすると不思議と、トラブルがあった時も「そんなこともあるよね〜」と、笑って受け入れられるようになると思うのです。

期待値を下げて、心の余裕を持つ。もちろん全てのことで期待値を下げるのはお勧めできませんが、物事が上手く進まないことに対して過剰に反応することを止めるだけで、私たちの心はとても軽くなるのです。

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