2015年8月12日水曜日

人を動かす力

ここ半年ぐらいで、


人は何に心を動かされるのだろうか?


ということに興味を持ち出して、あれこれ考えるようになった。


心を動かす、というのには、大きく分けて二種類あると思う。


一つは、良い方向に心を動かす、例えば、誰かに憧れる、夢や目標を持って何かに取り組むきっかけを与える、というもの。

もう一つは、悪い方向に心を動かす、例えば何かに執着することで、心が落ち着かない状態になってしまう、というもの。


私たちは、スティーブジョブズのような「ストーリー」に心を動かされて憧れや夢を抱く一方で、日々の生活、将来、人間関係に対して神経をすり減らし、精神的に大きなダメージを食らうこともある。


自分が今まで考えてきたのはどちらかといえば後者、すなわち「何かに対する執着心や欲」だったのだけれど、これからはもっと、「ストーリー」など、良い方向に人の心を動かすことに対しても、考えていきたいとは思う。


時々思うのだが、自分は誰かの憧れになっているのだろうか。


別に、誰に憧れてもわらなくても、自分は自分で好きなことをやって生きていくつもりなので、それはそれでいいのだけれど、その一方で、誰かがこんな自分の生き方などに憧れを持って、その人の何かを良い方向に変えるきっかけになっているのであれば、それはそれで嬉しいことだな、とは思う。


でもまあ、以前ほど、他人を動かそうという想いは多くはないし、特に今は、自分のことにフォーカスする時期なのだとは思う。


究極的に、誰かの憧れになったからといって、その人と自分は関係ないし、自分が誰かを変えたとは思っていないし、おそらくそういうことに執着しなくなったのだろう。


反対に、自分が誰かに対して憧れを抱くことがなくなったというか、「自分は自分、他人は他人」と思えるようになったのが、その理由でもあると思う。


まあそれでも、人の心の変化のきっかけ、というか、人に対する興味関心は、これからも持ちながら生きていくのだろう。



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