2015年8月26日水曜日

起業を考えている人が会社勤めをする時に学ぶべきたった一つのこと

数年前に起業がブームになった時期がある。


好景気の今はどうなのか分からないが、数年前は不況ということもあって、会社にいても先が分からないし、どうにかして自分で食っていくスキルを持っていないと…と考えていた人は多いと思う。


かくゆう自分も、起業を考えていた身だった。


結局、大学卒業時にはいったん就職をして、何で業を興すのか、ということを模索する道を選んだが(なんやかんやいって、いきなり一人で世界の荒波に放り出されるのは、スケール感も分からないし、不安しかなかった)、その時に就いた仕事は、営業職だった。


この職種を選んだのは、将来的に何かのビジネスをしていく時に、それがどんなものであれ、営業をしていくことからは逃れられないだろう、ということで選んだのだけれど(まあ、今振り返ってみれば理由は相当アバウトだし、そもそも論理的でもない)、こういう身の振り方を考えている人は、一定数いると思う。


今回は、将来的に起業を考えている人が、仮に会社で仕事をすることになったとして、常に考えておいて欲しいことを一つだけ書こうと思う。



それは、「この仕事の価値はどこにあるのか?」ということだ。



といっても、何も「この仕事でいくらぐらいのお金をもらえるのが妥当なのか」ということを考えるわけではない。


ここでの「価値」というのは、


「なぜ、人はこの商品(サービス)を買うのか?」


ということを考えることであって、


「この商品(サービス)が世の中に出回るのはなぜか?」


ということを考えることである。


そこに、「お金」の話は存在しない(それは「価格」の話であって、「価値」ではない。)



じゃあ、なんで「価値」について考える必要があるのかというと、


それはほかでもない、その商品(サービス)を買う(利用する)人がいるからであって、その商品(サービス)が何らかの問題を解決する一役を担っているからだ。



将来的に起業を考えている人は、これを常に、頭の片隅に入れて、何かの機会に考えてみて欲しい。


もっというと、別に起業なんて考えていないけれど、という人も考えてみたらいいと思うし、「普段の仕事がつまらん」と思っている人も、ぜひ考えてみて欲しい。


例えば、介護サービスというのは、身内で対応できない老人のケアを、事業として行うことだ。そこには「普段の仕事や家庭環境から、時間を取ってケアをすることができない」という問題が存在する。


オフィスビルの清掃を別会社がすることだって、「外注したほうがコストがかからない」という理由があると思う(ぱっと思っただけなので、本当はどうか分からない)。


自分がしている仕事、取り扱っている商品(サービス)、それらのユーザー。


周りがどんなものを欲しているのか、周りにはどんな課題があるのか、そしてその商品(サービス)は、課題のどんな部分をどのように解決するのか、


ということを、常日頃から考える訓練をしておくと、それがそのまま、起業のタネになる。


仕事とは結局、誰かが何かで困っていることを解決することに他ならない。そして、課題を抱えている人はその解決策に「価値」を見出す。


そういうことに頭を使っていると、自然と世の中の仕組みがどうなっているのか、もっとよい方法はないのか、ということも自ずと考えるようになるので、頭の筋肉がつく。


別に起業をしなくとも、自分の仕事を起点にしてこれらのことを考えていくと、世の中の共通項が見えてくるし、それが分かれば、自分のスキルは異業種に移っても別の形で転用できるんじゃないか、ということも考えられると思うし、そういうわけでは、転職を考えることもできる。


だから、普段の仕事を出発点にして、誰が何にどんな価値を見出すのか、ということを考え続けるようにしてほしい。



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