2015年8月19日水曜日

若いことにあぐらをかいていると大変な目に

自分も20代半ばまっただ中を生きていて思うのですが、若いって素晴らしいと思います。


仕事(本業ではない)の関係で、10代後半~20代前半の(主に)学生と関わる時があるのですが、「若いっていいな」と、この歳でも思います。


だって、なによりも時間がたっぷりある。


そして体力と気力も備わっている。


頭も柔軟。


自分も学生の時に、人生の先輩方から同じようなことを言われてうらやましがられたり、ちやほやされていましたが、徐々に歳を重ねると、その人たちの気持ちはわからなくもありません。



ただ、そういう立場にあるからこそ、若い人は「若いこと」にあぐらをかいてほしくない、とも思います。


時間というのは残酷で、驚くほどはやく過ぎ去ってしまいます。


自分も大学に入学してから、8回も満開の桜を見てきました。8回です。


そしてこの間に自分の中に何か積み上げることができたのか、といえば首を縦に振ることは難しい。世の中にはすごい同世代がたくさんいるので、自分なんか大したことはない、と思いつつも、もう少し何か頑張っておいてもよかったんじゃないかな、とは最近思っています。


なので、若さというのは自然と失われていくものだ、ということを自覚したうえで、「その代わりに何を得るのか」ということを、学生の間くらいから真剣に考えておいた方がいいかもしれませんね。


若い時の武器の一つは間違いなく体力と気力ですが、それだけを武器にしてしまうと、必ずどこかで失敗します。体力なんて自然と衰えていきますし、20代半ばにもなると、数日徹夜なんて無理です。


自分は世間の職場(業務環境)について良く知りませんが、若いうちから長時間労働をすることは、やめた方がいいのではないかと思います。

それが法的にどうだ、とか給料がどうだ、という話ではありません。


そこで奪われてしまう時間が、あまりにも大きすぎるのです。


ある程度時間を割くことで、自分の能力が上がる、新しいスキルが身に付く、というのであれば、その選択肢はありですが、そうでもないようなことに、若いうちに無意味に時間を過ごすのは避けた方がいいのではないでしょうか。


時間だけが経ったときに何も残らず歳だけを喰ってしまっては、その後の人生でできること、選択できることが違い過ぎてしまいます。転職だってそうですし、仕事の選択肢、住まいの選択肢等、自分が選べる範囲が異なってきてしまう。


別に他人の人生なんで、それにちゃちゃを入れるわけではないのですが、もし今の自分が、比較的若いのに不本意な時間の使い方をしているのであれば、それは考え直さないといけないし、使い方も変えていかなければならないでしょう。


自分もここ一年は、自分が歳だけを喰った時のことに対する恐怖感が一段と強くなっています。そのために自ら選択して、自分を高めて強めていくことにある程度時間を割くようになりました。


自分の人生は自分のもので、誰も助けてくれるわけではない。他人は所詮他人で、最終的に全ての責任は自分に返ってくる。


若いうちはそんなことは考えもしませんが、そういうことをもう少し意識して、手元にある時間を大切に使っていかなければいけないのではないでしょうか。




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