ぼくの指針の一つに、(専門書を除いて)「参考にしたレビューが低い本を買う」というのがあります。
例えば、イケダハヤトや岡田斗司夫。
こういう人たちの本の評価をアマゾンで見ると、概ね五つ星や四つ星なんですが、一つ星のレビューもちらほら見えるんですね。
すごいのは、多くの人が参照にしている(つまり、この本を買おうかどうかを決める大きな要素となる)レビューは、だいたい評価が低いんです。
これを見ると、多くの人は「ああ、これだけ評価が低いのなら、だめだな」と思ってしまって、買わないわけです。
ぼくも今までは、そうでした。
ただ、新書などで「新しい考え方」が提唱されている場合、大半の人は抵抗を示して、受け入れられないんですよ。
何事に対してもあてはまりますが、人間は変化を嫌いますし、自分の考えや哲学に対して違和感を持つような意見、パラダイムを目にすると、どうしても「拒絶反応」を示してしまいます。
これが、アマゾンでいうところの「一つ星レビューを参考にする」という行為に表れています。
実際は逆なんですよね。
こういう、「大半の人が理解できない」内容こそ、これからの時代で受け入れられる、デフォルトとして存在する内容である可能性が高いのです。
(厳密に言うと、必ずしも一つ星レビューの数が相対的に多いわけではないので、「大半の人が理解できない」というわけではないんですが)
イケダハヤトさんも言っていますが、「自分の言っていることなんて理解されない方がいい」というのは、あながち間違いではありません。だって、世の中を変えてきた、世の中の変化に合わせて生きてきた人は、「今の世界」の通常の感覚とは違う感覚を持って、舵取りをしてきたわけです。
そんなわけで、ようやく「参考レビューの評価が低いものこそ、自分の考えにはむしろ合っていそう」と考えるようになりました。
こういう基準で本を選んで読んでいくと、時代の「アーリーアダプター」として生きていける可能性は高まるんじゃないでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿