2015年10月17日土曜日

ポーランドの通貨と物価について

ポーランドは、ユーロ圏ではありません。


未だに「ズロチ」という、独自通貨を使っています。
(ちなみに正しい発音は「ズウォティ(=金、という意味)」ですが、日本語では慣例的に「ズロチ」と呼ばれています。こちらのほうが発音が良いですし。





既にバルト三国ですら、ユーロ圏になってしまったので、


ヨーロッパ圏で、現時点でユーロを導入していない数少ない国のひとつです。

(他にはチェコやデンマーク、スイス、ハンガリーなど)


一時期ユーロ導入が考えられていたようですが、ユーロ危機もあったりして、独自通貨の使用が続いています。


レートはだいたい、1ズロチ=33円。

(2015年10月17日時点で、1ズロチ=31~32円前後で変動しているようです)

あと、補助通貨もあって、0.01ズロチ=1グロッシュです。

お店などの表示では00.00(小数点第二位)まで表示されています。



物価については、日本よりもおしなべて安い(ものにもよるけれど、日本の物価の50~90%)ですが、日本でも都市圏と地方で違いますし、ポーランドも同じですので、一概にどう、とは言えません。

ただ、全般的に、ポーランドのほうがコストはかからない感じがします(このあたり、感覚の個人差もあるので微妙な話ですが)。


あと、初めてポーランドに行ったのは2010年ですが、この時は心持ちもう少し、物価は安い印象がありました。経済成長もしているので、物価上昇が続いているのかも知れません。


首都のワルシャワだと、だいたい以下のような物価です。
(1ズロチ=33円で計算)

・空港から中心までのバス:4.4ズロチ(=145円)(約30分)

・タクシー:初乗りが8ズロチ(=264円)、その後1km:2ズロチ前後が加算(早朝深夜はこの1.3倍くらい)

ちなみにワルシャワのタクシーは、ポーランド国内でもほぼ最安らしいです(向こうに住んでいるポーランド人の知り合い談)

・長距離鉄道:移動距離によりますが、半日の移動(座席の普通車)でマックス50ズロチ(=1650円)程度と、鉄道は神がかって安いです。(しかも、確か24歳以下だと25%引きになったはずです)。長距離バスも同じくらいだと思うんですが、なんせ乗ったことがないので…。

・安宿のドミトリー:25~40ズロチ前後/泊(=825~1320円)(素泊まり)

・ホテルのダブル・ツインルーム:100~200ズロチ前後/泊(=3300~6600円)
(ヨーロッパなどでは、一部屋いくら、という売られ方をしているで、2人で使うのであれば1人当たりの値段は安いですね)

(もちろん、ヒルトンとかの最高級ホテルに泊まれば、1泊3万円とかします)

※ホテルに関してはExpedia等のサイトで日本円表示で検索した場合を参考にしています

・喫茶店:アメリカンが約5~8ズロチ(=165~264円)、カフェモカなど、生クリームやアイスがついたおしゃれ(?)なものになると約10~15ズロチ(=330円~495円)

・食事:ディナー(飲み物別途)が20~30ズロチ程度(=660~990円)、安めの食堂であれば10ズロチ台後半もあり。昼食、軽食だと10ズロチ台で購入可能です。(ポーランドはじめヨーロッパでは、トルコのケバブが安くて人気です。出店だと8ズロチくらいで食べれました。レストランだとドリンクとポテトがついて12ズロチとか。)

食事に関して言うと、マクドナルドやケンタッキーもありますが、若干高め。

スーパーだと、パスタ(500gとか)が高くて4ズロチ(=132円)、ヨーグルトが一個1ズロチ前後(日本みたいに3個まとまったりしていませんが、一つがデカい)、アルコールも缶ビール1本(500mL)が3ズロチ前後(だったはず)で、とにかく自炊すれば、限りなく節約はできます(まあ、旅行していたらあまりそういうことはないですが)。



こういう情報は、現地で長期生活してみないと感覚が分からないので、ぼくもその際に改めて記事を書こうとは思いますが、とりあえず、日本にいるよりコストがかかるということはありません。


ユーロが導入されている西欧と比べると割安感は絶対にあるので、ポーランドは旅行でもオススメなんですけれど、そもそもマイナーな国なので、ちょっと残念ですね。






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