2015年10月28日水曜日

若さの怖さ

は、気づいたら失われているという点だと思う。


そんなことを言っている自分もいつのまにか、20代後半に突入している。

さすがにもう、若くはないでしょう。




自分は男だからか、あまり年上の人に若いから、という理由で比較的ちはほやされたことはないほうだけれど、若さというものはとてつもない武器となる一方で、気づいたら失われているものだから、20代の前半とかになにを経験して何を考えるか、何を次につなげるか、というのは案外、すごく重要なことだと思うのだ。


(でも、そんなことまで考えて行動できる20代前半はほぼいないだろうし、この時なんてまだまだ人生は収斂しないし経験も少ないし、判断材料が少ない。そこで「えいや」で飛び込んでしまえることこそが、「若さ」の強みだとは思うけれど)



自分の場合、この数年で考え方が大きく変わって、そろそろ「積み上げていく」ことを意識し始めました。結果的に崩れてしまってもいいけれど、仕事とかで「何を経験して蓄積するのか」ということは、そうとう意識して行動するようになった。


もともと将来(というか歳を重ねること)に恐怖を持って生きているほうなのだけれど、これが30歳になった時に、振り返って何も蓄積がないとなると、ちょっと本当に怖いと思うのだ。



そういう意味で、自分は(とりあえずは)この道で覚悟を決めたし、その世界でトップを目指そうとも決めた。



「若さ」で評価してもらえた人が「若さ」を失った時に、何を武器にして何で評価してもらえるか、というのが結構重要だと思います。





ちょっと話は変わりますが、そういう意味では19歳の時に初めてタイトルに挑戦した渡辺明(プロ棋士)は、この時に「もう若くない」と言って周りを驚かせたのだけど、


当時この意味は分からなくて(自分は確か14歳)、でもこういうこと言えるってかっこいいな、とは思っていたのだけれど、


今思うと、あの時の渡辺さんは「若いからちやほやするんじゃなくって、私の実力で私を見て下さい」ってことを言いたかったんじゃないのかな。

(この言葉はインタビューに載っていたのだけれど、インタビューの内容は全然覚えていない)




0 件のコメント:

コメントを投稿