2015年12月29日火曜日

ゼロからの出発

今年は仕事面で大きな変化があった一年だったのですが、
(数年後に振り返って、「2015年が転機だった」とは言えるようになると思う)


こういうことを噛みしめて味わうことができるのも、数年前に失敗していたからなんだなあ、と今になって思うことができるわけですよ。


数年前は人生の厄が全て降りかかったような時期だったんです。


会社の給料は驚くぐらいに低かったですし、上司との間でもいろいろありましたし、挙げ句の果てに鬱状態になって仕事にいけなくなるという。


その後奇跡的に海外に身を移して、体制を立て直して流れで独立、となったわけですが、思えばあの一年が「ゼロ」だったからこそ、何でもこいで立ち向かえることができたし、吸収することができた。


自分の場合は、会社員でボーナスをもらったことがなかったのですが(辞めた時期云々ではなく、そもそもボーナスなんてなかった笑)、あの時期の状態が、自分でも驚くほど低いものだったので、本当に文字通り「これ以上悪くなることはなかった」んですよね。


あの時期があったから、いろんな仕事を経験することができたし、「これが仕事になるのか」という気づきを経験ベースで知ることができた。今思うと割に合わない仕事だったものも幾つかありますが、その前の環境に比べたら全然「プラス」の象限に入っていました。あれが、新卒でそこそこの大手に入って、ボーナスもウハウハ出てきて、会社の看板と自分の実力を取り違えて変に勘違いしていたら、今は絶対にこうはなっていないだろう、と。



あの時に一度「リセット」した(できた)からこそ、それまでの自分にとらわれなくなったというか、それまでの自分を捨てることができたし、そこから「変化」をして生まれ変わることができたのだと。そんな変化をすることができたのは、今だからこそ思うけれど本当に良かった。


この一年で、「ああ、自分のポテンシャルは、自分が思っている以上にあるんだろうな」となんとなく思うようになったし、それが紛れもなく自信に繋がり、行動にも繋がった。だから、大概のことはできると思っているし、実際にできる。(できないと思うのは、これまでの経験に縛られてしまっている証拠)



来年もこの調子で、変化を嫌うことなく、むしろ過去の自分なんてどんどん捨てていくつもりで生きてきますよ。


これが「歳を重ねること」なのなら、生きていくこともまんざら捨てたもんじゃない。








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