学生生活の中で、案外ネックだったのが「第2外国語の選択」だったと思うんですが、
今回はこれについて、自分の考えをまとめてみます。
まず、一般的に、大学の「語学」は、英語+α(=第2外国語)となっているんですが、大学によっては「第2外国語」がないところ、もあるんですよね。
又は、「■■学部●●語学科」といく学科に所属するのであれば、もともと「●●語を勉強したい!」という意思のある方なので、こういう悩みはないわけですよね(笑)
ただ、上のような環境に身を置く人は少数で、それ以外の大多数は、「別に好きでもない英語以外の外国語」を、半ば強制的に選択して、勉強しないといけないわけです。
これって、わりかし辛いことですよね?
僕は、もともと言語学とか言葉が好きだったので、そういう悩みは一切なかったわけですが。
で、第2外国語の選び方には幾つか方法があるんですが、
一つ目は、「大学で学ぶこと」に関連がある言語。
例えば法学部だと、日本の法律はフランス法やドイツ法に影響を受けているので、これらの言語を履修する、とかですね。
ただ、これもあまりオススメできなくって、「やらされ感」が出てしまうんですよね。
僕は法学部出身じゃありませんから分からないんですが、こういう風に勉強したドイツ語やフランス語を使って、ドイツ法やフランス法を原文で読んでみようと思えるか?
答えは恐らく「ノー」ですよね(苦笑)
というか、本当にこういう勉学に興味がある人なら、第2外国語が何であれ、自分で別途フランス語やドイツ語を勉強して、勝手に法典を読みあさっているはず(笑)
悲しいかな、そこまでモチベーションが高い大学生は多くはないですし、そういう状況だからこそ、第2外国語の選択でも悩んでしまうわけです。
で、もう一つオススメなのは、「直感で選ぶ」ってことです。
大学の入学手続きの書類に、「第2外国語は何にしますか?」という申請をする箇所があると思うんですが、
それを決めるために、まずは書店に行ってみてください。
地元の書店で大丈夫です。
で、書店には必ず語学書籍コーナーがありますから、
「NHKラジオの語学講座テキスト」の本を、立ち読みしてください。
「NHKラジオのテキスト」というのが大事です。
例えば↓
これは中国語のテキストですが、自分の大学で履修できる第2言語のほとんどは、NHKの語学番組でも取り扱われているので、選択可能な言語のテキストは全て、一通り目を通してみて下さい。
30分もあれば余裕でできるはずです。
そして、「なんとなく読めそう」とか「なんとなく勉強できそう」とか、「なんとなく」の感覚を大事にして、その判断で「一番自分が勉強できそう」という言語を選んでください。
(本当は、毎年4月から始まる新学期の講座テキストが、3月の中旬に発売されるので、それを手に取るのが一番いいのですが、入学手続きの時期はもっと早いでしょうから、書店に行ったときに見れる最新のテキストを見て下さい)
簡単ですね(笑)
ちなみに、これだけだと選べないという人も多いと思うので、もう一つアドバイスを。
「ラテンアルファベットを使っている言語のほうが分かりやすい」という人は、ドイツ語やフランス語、スペイン語などを選んでみてください。
僕もそうなんですが、ラテンアルファベット(英語のアルファベット)をある程度勉強していると、フランス語やドイツ語などは、だいたい同じように字面を追えるので、字面を追うには苦労しません。
これが、ロシア語や中国語など、「ラテンアルファベット以外」を使う言語だと、字と音を繋げて一から覚えないといけない手間がかかるので、そういうのが苦手な人は、ラテン語から派生している欧州言語を選択しましょう。
ただ、中には「英語アレルギー」を持っている人もいて、「ラテンアルファベットなんて見たくもないわ!」という方もいるので、
そういう人は、中国語やロシア語を選択してみてください。(ロシア語の選択肢があるところは少ないと思いますが…)
(中国語は音の表記にピンインを使いますが、実際に読むときは漢字だけですからね)
僕の知り合いで、中国語を使って仕事をしている方がいますが、その人達は「英語がどちらかというと苦手」という理由で、別の土俵で勝負したい、という気概もあったようです。
というわけで、第2外国語を選択するときに参考になればと思います。
あ、あともう一点。
せっかくなら、大学で学ぶ第2外国語のNHK語学講座のテキストは、入手しましょう。
値段は毎月400円(+税)で、めっちゃ安いです(笑)
で、毎日15分の番組なんで、聞いて下さい。
ぶっちゃけ、大学の授業聞くより比べものにならないほど分かりやすいです。
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