2016年2月22日月曜日

エリート人間の弱み


例えば、泥臭いことを一定の時間できるのか、ってことがありますね。



僕は、一応それなりの大学まで進んで卒業していて、学部問わず同級生は、いわゆる「いい会社」に就職している人が多いので、どちらかといえば「そっち」の人間に属するのだと思いますが、


そういう人が例えば、「部屋に引き籠もって転売のビジネスをやろう」と思うかどうか。


僕は、Amazonで不要品の転売をやったことがあるだけで、本格的に転売ビジネスをしたことはないのですが、



恐らく、同じ属性の多くの人は、こういう作業は、先入観もあって好きになれないと思うんですね。


だって、こういう作業ってイメージするからに地味ですし(笑)、どちらかといえば、そういう人達を「末端作業員」として利用するのがエリートの発想ですから、メンタルブロックは多少あるはずなんです。



ただ、もし自分の人生が9回2アウトランナー無し、フルカウントまで追い込まれている、なんて状態になっていて(例えば、お金の状況が大大大ピンチだと、しましょう)、そんな状況になったら、いわゆる「コンサル業」だとか「官公庁」だとか、世間的に憧れがあるような仕事になんて就いているヒマはありませんし、こういう時は、例えば「転売やってお金を作る」ってことが何よりも(とりあえず)大事になるので、有無を言わずに、さっさと「地味な作業」にとりかからないといけないんですよね。

(別に転売ビジネスじゃなくて、コンビニのレジ係でアルバイト、とかでもいいわけですけど)



はたして、いわゆる「エリートコース」に乗っかってきた人が、何かの拍子に人生暗転したときに、このような「舵取り」ができるのかどうかは、はなはだ不明です。


実際、小さい頃からレールに乗って生きてきた先の世界では大企業が傾きそうになっている状況で、会社とは別に副業で「キャッシュ作り」をしている、できる人は、そんなに多くはないと思います。



エリート人間の弱みを挙げるとすれば、上のような内容でしょうか。



僕は一度ドロップアウトせざるをえない状況になって、もうそういう「見栄」(?)はないので、今では「抵抗なく」泥臭いこともできますが、


こういうことをできる「強さ」を持っているのは、どちらかと言えば「レールを外れてしまった」人たちだと思いますね。


中卒でアルバイトしながら世間を見ていろいろ勉強をしている人のほうが、「商売」や「お金」に対する感覚は鋭いと思います。


もちろん個人差はありますし、一概にカテゴライズできるものではありませんが、一般的に「実業家」と呼ばれる人達は、若い頃に丁稚奉公を通して勉強をしている人が多いですね。

(まあ、自分がエラそうに語れることではありませんが…笑)



「火事場の馬鹿力」という言葉がありますが、エリート人間は頭でっかちなので、これを出すことが相対的に下手。


下克上じゃありませんが、これからは価値倒錯の時代になっていくと思いますよ。





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