2016年2月29日月曜日

この世に正しい答えなんてないと知る



今回の記事は特に、この春大学生になるあなたに読んで頂きたいものなのですが、


幸か不幸か、大学受験の勉強(≒高校時代の勉強)は「正しい答え」を覚える、導き出すための勉強なんですよね。 


だから、高校の三年間で、いや、厳密に言うと、小学校一年から高校三年までの12年間で、「正しい答えが世の中にある」という洗脳を受けてしまうわけです。


ですが、ちょっと想像してみたら分かることですが、この世の中に「絶対的に正しい答え/解法」なんて存在しません。


国際問題から日々の細かな決断(選択)に至るまで、「この場合はこう」「あの場合はこう:という風に、「正しい答え」なんて様々な条件によって異なってきますし、立場が違えば、「正しい答え」なんて正反対になってしまうことだってザラです。


だから、大学生活の間には、この洗脳を解いて、「自分で問いを立てて、解を導き出すための手順を考える」一連のプロセスを実行して、訓練して身につけることが必要になってくるわけです。


(この力が、大学を卒業した後にも色んな場面で必要になってきます)



幸いなことに、大学で取り組む「学問」「研究」とは、まさに「自分で疑問を持つ/問いを立てる」ことが出発点になります。

そして、その問題提起に始まり、仮説を立てて検証し、自分なりの思考を行って問題を解いてく、という一連のプロセスを、身をもって学べるわけです。
(そして、その結果導き出せる答えに、絶対的な「正しさ」は存在しません)


この春から大学生になる人は、是非このことを頭にたたき込んで、研究だけに限らず大学生活を謳歌してください。



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