これ、「3歳の子供にとって一年は、3年分の1年であるのに対し、50歳の人間にとっては50分の1年であるから」っていう説明がまかり通っているんですが、これは嘘です。
嘘というより、「分母が大きいこと」=「短く感じられる」ってことではありません。
じゃあ、何が理由なのかって言うと、簡単にはこうです。
人間は、歳を取ると共に代謝が減ります。
例えば、ご飯を食べる量も減りますし、消費カロリーも減ります。
結果的に、激しい運動をしなくなったりしますが、それは他でもない、「代謝が減っても生きていけるから」です。
で、代謝が減ると、エネルギーの移動やらなんやらが、何もかもが「スローペース」になります。
そして、ここからが大事なんですが、
時間の流れ(経過)っていうのは、いつでもどこでも同じなんですが、
私たち人間の体が物理的に、「よりゆっくりにしか動かなくなる」という状態になると、相対的に、外の時間の流れは速く感じられますよね?
時速80キロの車の隣を、同じ方向に同じ速度で別の車が動いていると、これらはぴたっと合わさって離れませんが、
私たちの代謝の速度が落ちる、すなわちこちらの時速が78キロ、75キロ…となっていくと、相対的にもう片方の車はゆっくりと速くなっていきます。
つまり、「時の流れが速く感じる」というのは、他でもない、「私たちが周りの環境の変化について行けなくなっている」ことに他ならない、ってことです。
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ってことは全て、福岡伸一さんの「動的平衡」に書いてありましたww
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