2016年3月14日月曜日

歳を取ると、時の流れが早く感じられるワケ



これ、「3歳の子供にとって一年は、3年分の1年であるのに対し、50歳の人間にとっては50分の1年であるから」っていう説明がまかり通っているんですが、これは嘘です。


嘘というより、「分母が大きいこと」=「短く感じられる」ってことではありません。



じゃあ、何が理由なのかって言うと、簡単にはこうです。





人間は、歳を取ると共に代謝が減ります。


例えば、ご飯を食べる量も減りますし、消費カロリーも減ります。


結果的に、激しい運動をしなくなったりしますが、それは他でもない、「代謝が減っても生きていけるから」です。


で、代謝が減ると、エネルギーの移動やらなんやらが、何もかもが「スローペース」になります。



そして、ここからが大事なんですが、



時間の流れ(経過)っていうのは、いつでもどこでも同じなんですが、


私たち人間の体が物理的に、「よりゆっくりにしか動かなくなる」という状態になると、相対的に、外の時間の流れは速く感じられますよね?


時速80キロの車の隣を、同じ方向に同じ速度で別の車が動いていると、これらはぴたっと合わさって離れませんが、


私たちの代謝の速度が落ちる、すなわちこちらの時速が78キロ、75キロ…となっていくと、相対的にもう片方の車はゆっくりと速くなっていきます。


つまり、「時の流れが速く感じる」というのは、他でもない、「私たちが周りの環境の変化について行けなくなっている」ことに他ならない、ってことです。




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ってことは全て、福岡伸一さんの「動的平衡」に書いてありましたww








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