先日、福岡伸一さんの本を一式購入して読んでいるのですが、
この方のメッセージ、もとい哲学はすごくはっきりとしていて、複数の本に何度も出てきます。
これだけ同じメッセージを繰り返し伝えようとしている作者も多くはないと思うのですが、
その哲学が、「変わらないために変化を続ける」というものです。
福岡さんの言葉で言えば「動的平衡」。
文字通りに解釈すれば、「不安定に変化(移動)し続けることで、安定を保つ」という意味になります。
(厳密に言えば、「大きく変化しないために、小さく変化し続ける」というものです)
この考え方は改めて、私たち1人1人が心にとどめておかないといけないものではないでしょうか。
世の中は変化し続ける、それが唯一不変のことです。
その中で、今後の仕事が変わったり、仕事の仕方が変わったり、世の中のルールが根本的に変わってしまうことも、なきにしもあらずなのが悲しいかな現実です。
その中で、自分自身が変わらずに生き続けていくために必要なことは、「マイナーチェンジを続ける」ということにたどり着くのではないでしょうか。
例えば、場所を変えても生きていけるポータビリティを備える。
今の環境が変わっても食っていけるマネタイズ力を付ける。
貨幣経済を信用できないのであれば、「価値交換力」を付ける。
こういう力は恐らく、義務教育や高等教育、大学などの教育機関では、残念ながら身につけることができません。
だから簡単に言えば、学校で学んだこと、専門にしていたことすらも「手放して」変化していく必要がある、ということです。
この辺りの考え方を、僕より若い世代の皆さんがどういう風に捉えているのかは、非常に興味があることなんですけど、実際どうなんでしょう?
機会を作って話を聞いてみたいものです。
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