2016年3月15日火曜日

ステージを上げる、いや、上げなければならない



前からうすうす感じていたのは、自分は人と会うときに「万難を排して会う」というくらいに責任や義務を持ってはいるが、どうやら相手はそうではない、ということ。


もちろん、たかが人に会うだけでこんなことを考えていたら、心がいくらあっても足りないだろうが、



それでも、自分としては「相手も貴重な時間を割いてくれるのだから、失礼のないようにせねば」というような考えを根底に持っていた。




そういう風に思うのは、人間としてはいたって普通のことだろう、くらいに考えてしかいなかったし、そういう考えをベースに持って、大学時代から、様々な人と会ってきたというのもまた事実なのだが、



最近どうも、会う相手と自分のステージの「差」を感じるようになってきた。



この前にあった、「商品買いたいんだけど」の話をすっぽかされる、というのもそうだし、



一年くらい前には、「3人で会いましょう。1人が参加できない可能性もありますが、その場合は2人で」という内容で約束をしていたのに、なぜか相手が「2人の場合はキャンセル」だと思い込んでいて、自分がすっぽかされたこともあった。

(しかも、そのことをTiwtterでぼやいたら本人が見ていて、その人を攻撃しているわけでもないのに「不快になりました」と直接メールを送られる始末。苦笑)



まあ、回数的に言えばこういうことが起こるのは何十回に一回の確率なのだけど、自分としては、約束を平気ですっぽかすとか、ちょっと信じられない出来事なので、さすがに悩んでしまっている。「自分がこのままだと、変な世界に引きずり込まれてしまう」と。




で、ようやく考えた。



「もう、自分から他人に声を掛けることはない」と。



自分はこれまで、ネットのツールを駆使して色んな人と会ってきたのだが、その声かけは9割以上が、こちらから行ったものだった。



つまり、自分が興味を持つ→連絡を取る→会ってもらう、という流れとなっていたのだが、もうこれから、こういうことはしない、ということに決めた。

ただ実際のところ、数年前から「もう新しい人と会う必要はない」とは思い、そういうことはしていない。今まではどちらかというと「人にも相性があるから、いい人とだけ関係を作っていこう」と思って取捨選択はしてきたのだが、それでもまだまだ、自分に人を見る目がないなあ、ということを気づいたのが、ここ一年くらいだ。




「自分から連絡を取る」ことの悪い点があるとすれば、「相手が天狗になってしまう可能性がある」ということだ。



そりゃ、誰でも「あなたに興味を持っています」なんて言われたら、気分の悪いものではない。


しかし、それが仇となり、例えば集合時間に遅れる、とか、以前のような色んなことが起こってしまう、ということが、なきにしもあらずなのではないか、と考えるように至ったのだ。


(ちなみに、いわれのないケンカを売られたのも、商品買いたい→すっぽかされる、の件も、どちらもこちらから声を掛けたものだ)



反省、というか紛れもない事実として、自分と相手が釣り合わなかった、というのがあるだろう。もちろん、商品が買えなかったことを根に持っているわけではないし、そういうことがあっても、何もなかったかのように人間関係を続けていく人も、世の中には多いだろうし、むしろそのほうが多数派だろう。



しかし自分の場合、もととと近くにいない友人というのもあり、そちらに足を運ぶ機会はもともと少ない。それに、少なからず会いたい人は同じ場所に何人かいるから、自分の限られた時間の中でその中から人を選ばないといけない。


だから、そういう意味では、これは自分の中での「競争」になるし、「選別」になってしまっているのだ。(まあ、こういう機会を通して人間関係を整理できるのは有り難い、くらいに考えいる人間なので、恨みがどうとか、未練がどうとかっていうのは、全くないのだが)



そういう意味で、限られた時間をやりくりしてスケジュールを調節し…という考え方を相手が持っているのか持っていないのか、というのも大事な要素になってくるし、自分も改めて、このことを意識して、時間を過ごしていかないといけない、ということである。




このように考えると、必然的に声を掛ける人は少なくなってくる(もちろん、それでいいのだ)。



自分の時間は有限。


そして、他人の時間も有限である。


こういう前提の中で、お互いにとってメリットが最大限にあるソリューションを、自分はこれから一層意識して選択、行動していくことになるだろう。


そしてそれは、殆どの一般庶民とはもう、顔を合わせることはなくなる、ということを意味するのだ。




自分を安売りすることなかれ、である。





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